「Tin関数-BricsCAD」の版間の差分

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{{BCAD_LISP}}
{{BCAD_LISP_CIVIL}}
==BricsCAD の Tin + Civil関数 について==
 
V21以降、BricsCAD LISPは [[TinSurface]] + [[Civil]]機能専用のインターフェイスを提供している。(「PRO」ライセンスが必要)
==BricsCAD の Tin 関数 について==
V21以降、BricsCAD LISPは [[TinSurface]] 機能専用のインターフェイスを提供している。(「PRO」ライセンスが必要)
この新しいAPI部分は、シンプルで柔軟性があり、名前、引数、動作、結果において通常の [[AutoLISP]] のロジックに従うように設計されている。
この新しいAPI部分は、シンプルで柔軟性があり、名前、引数、動作、結果において通常の [[AutoLISP]] のロジックに従うように設計されている。


* TinSurface + Civil 機能は BricsCAD Professional ("PRO") ライセンス レベルを必要とするため、下位レベルのライセンスを使用する場合 (または RunAsLevel=0 などで無効にする場合)、API モジュールはアクティブではなく、すべての TinSurface LISP API 機能は「無操作」モードで作動する。
* TinSurface 機能は BricsCAD Professional ("PRO") ライセンス レベルを必要とするため、下位レベルのライセンスを使用する場合 (または RunAsLevel=0 などで無効にする場合)、API モジュールはアクティブではなく、すべての TinSurface LISP API 機能は「無操作」モードで作動する。
* TinSurface + Civilの開発が常に継続されているため、BRXおよびLISP APIも拡張され、より多くの機能を提供し、サードパーティ開発者からのアイデアやフィードバックも取り込まれている。
* TinSurface の開発が常に継続されているため、BRXおよびLISP APIも拡張され、より多くの機能を提供し、サードパーティ開発者からのアイデアやフィードバックも取り込まれている。
* [[Civil関数-BricsCAD]] と合わせて使うことが多い




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* "RunAsLevel "の設定も結果リストで尊重されます。
* "RunAsLevel "の設定も結果リストで尊重されます。


== TinSurface LISP APIを有効にするには? ==
== TinSurface のLISP APIを有効にするには? ==
 
TinSurface(不規則三角形で構成されたサーフェス)+ Civil の LISP機能セットは明示的にロード/アクティブ化する必要がある。
TinSurface(不規則三角形で構成されたサーフェス)+ Civil の LISP機能セットは明示的にロード/アクティブ化する必要がある。
(AutoCAD AutoLISPで必須の(vl-load-com)と似た使い方)。
(AutoCAD AutoLISPで必須の(vl-load-com)と似た使い方)。


  (vl-load-tin) ; でロードする
  (vl-load-tin) ; tinサーフェス系APIをロードする
 


すべてのコンテキスト条件 (PRO以上の実行レベル) が満たされている場合、拡張機能がロードされ、T (または TinSurface/Civil API 部分が利用できない場合は NIL) が返される。
すべてのコンテキスト条件 (PRO以上の実行レベル) が満たされている場合、拡張機能がロードされ、T (または TinSurface/Civil API 部分が利用できない場合は NIL) が返される。


== いくつかの一般的なヒントとルール ==
== いくつかの一般的なヒントとルール ==
「エンティティ名」の使用 : 関数が「エンティティ名」を必要とする場合、「クラシック名(ename)」と「vlaオブジェクト」の両方がサポートされている。
「エンティティ名」の使用 : 関数が「エンティティ名」を必要とする場合、「クラシック名(ename)」と「vlaオブジェクト」の両方がサポートされている。


== TinSurface + Civil API の関数一覧 ==
== TinSurface + Civil API の関数一覧 ==
とりあえず一覧。
とりあえず一覧。


== Tin サーフェス関数 ==
 
=== Tin サーフェス関数 ===
すべてのTin Surface関数は、接頭辞 "tin:" を使用。
すべてのTin Surface関数は、接頭辞 "tin:" を使用。
<div class="mcol2">
<div class="mcol2">
====Tinサーフェス作成関数====
====Tinサーフェス作成関数====
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</div>
</div>


== Tin サーフェス拘束関数 ==
 
=== Tin サーフェス拘束関数 ===
すべてのTinサーフェス拘束関数は、接頭辞: "tinc: "を使用。
すべてのTinサーフェス拘束関数は、接頭辞: "tinc: "を使用。
<div class="mcol2">
<div class="mcol2">
==== tinサーフェス拘束の作成 関数 ====
==== tinサーフェス拘束の作成 関数 ====
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</div>
</div>


== Tin ボリュームサーフェス関数 ==
 
=== Tin ボリュームサーフェス関数 ===
 
すべてのTin VolumeSurface関数は、接頭辞 : "tinvs: "を使用。
すべてのTin VolumeSurface関数は、接頭辞 : "tinvs: "を使用。
<div class="mcol2">
<div class="mcol2">
* Tin ボリュームサーフェスの作成関数
* Tin ボリュームサーフェスの作成関数
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== Civilアライメント(線形)ビュー機能 ==
=== Civil 線形ビュー機能 (alingnment) ===
シビル垂直線形ビュー(Civil Vertical AlignmentView)のすべての関数は、接頭辞 : "tinav:" を使用。
シビル垂直線形ビュー(Civil Vertical AlignmentView)のすべての関数は、接頭辞 : "tinav:" を使用。


<div class="mcol2">
<div class="mcol2">
==== シビル垂直線形ビュー作成関数 ====
==== Civil垂直線形ビュー作成関数 ====


* [[tinav:createvalignmentview]]
* [[tinav:createvalignmentview]]
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* [[tinav:updateview]]</div>
* [[tinav:updateview]]</div>


== Civilグレーディング(造成)関数 ==
 
=== Civilグレーディング(整地/造成)関数 ===
 
すべてのCivil Grading関数は、接頭辞: "tingr: "を使用
すべてのCivil Grading関数は、接頭辞: "tingr: "を使用
<div class="mcol2">
<div class="mcol2">
==== グレーディング 作成関数 ====
==== グレーディング 作成関数 ====
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=== スナップショット関数 ===
== スナップショット関数 ==
<div class="mcol2">
<div class="mcol2">
* [[tin:createsnapshot]] V24.2で追加
* [[tin:createsnapshot]] V24.2で追加
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</div>
</div>


== TinSurface型定数 ==
 
== TinSurface Type 定数 ==


Lispの定義済み定数は多数あり、ほとんどの場合、これらの定数は次のように組み合わせることができる。
Lispの定義済み定数は多数あり、ほとんどの場合、これらの定数は次のように組み合わせることができる。
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! !! 変数名/シンボル名 !! 整数 !! Tinサーフェス タイプ
! !! 変数名/シンボル名 !! 整数 !! Tinサーフェス タイプ
|-  
|-  
| || bcTinStyleNone || 0 || clears all Tinサーフェススタイル
|Style flag|| bcTinStyleNone || 0 || clears all Tinサーフェススタイル
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| || bcTinStyleBoundary || 1 || Tinサーフェスに境界を表示することができる。
| || bcTinStyleBoundary || 1 || Tinサーフェスに境界を表示することができる。
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| ECivilLabelImportFlags || bcTinCivil3dNoLabels || 0 || インポートラベルなし
| ECivilLabelImportFlags || bcTinCivil3dNoLabels || 0 || インポートラベルなし
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|-  
| || bcTinCivil3dSurfaceLabels || 1 || インポートする表面ラベル
| || bcTinCivil3dSurfaceLabels || 1 || インポートするサーフェスラベル
|-  
|-  
| || bcTinCivil3dAlignmentsLabels || 2 || インポートする線形ラベル
| || bcTinCivil3dAlignmentsLabels || 2 || インポートする線形ラベル
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|}
|}


[[Category:BricsCADのLISP]]
[[Category:BricsCADのLISP]]

2025年4月19日 (土) 08:12時点における最新版

BricsCAD の Tin 関数 について

V21以降、BricsCAD LISPは TinSurface 機能専用のインターフェイスを提供している。(「PRO」ライセンスが必要) この新しいAPI部分は、シンプルで柔軟性があり、名前、引数、動作、結果において通常の AutoLISP のロジックに従うように設計されている。

  • TinSurface 機能は BricsCAD Professional ("PRO") ライセンス レベルを必要とするため、下位レベルのライセンスを使用する場合 (または RunAsLevel=0 などで無効にする場合)、API モジュールはアクティブではなく、すべての TinSurface LISP API 機能は「無操作」モードで作動する。
  • TinSurface の開発が常に継続されているため、BRXおよびLISP APIも拡張され、より多くの機能を提供し、サードパーティ開発者からのアイデアやフィードバックも取り込まれている。
  • Civil関数-BricsCAD と合わせて使うことが多い


ライセンスレベルの確認方法は?

  • ( bcad$LicenseLevels ) と ( vle-licenselevel ) の2つのLisp関数があり、どちらも同じ実装を使用している。
  • TinSurfaceが使用可能な場合、返されるリストには "Professional "という文字列が含まれる。
  • "RunAsLevel "の設定も結果リストで尊重されます。

TinSurface のLISP APIを有効にするには?

TinSurface(不規則三角形で構成されたサーフェス)+ Civil の LISP機能セットは明示的にロード/アクティブ化する必要がある。 (AutoCAD AutoLISPで必須の(vl-load-com)と似た使い方)。

(vl-load-tin) ; tinサーフェス系APIをロードする


すべてのコンテキスト条件 (PRO以上の実行レベル) が満たされている場合、拡張機能がロードされ、T (または TinSurface/Civil API 部分が利用できない場合は NIL) が返される。


いくつかの一般的なヒントとルール

「エンティティ名」の使用 : 関数が「エンティティ名」を必要とする場合、「クラシック名(ename)」と「vlaオブジェクト」の両方がサポートされている。


TinSurface + Civil API の関数一覧

とりあえず一覧。


Tin サーフェス関数

すべてのTin Surface関数は、接頭辞 "tin:" を使用。


Tinサーフェス作成関数


tin サーフェス get プロパティ 関数


tin サーフェスセットプロパティ関数


tin 定義関数


tinサーフェス編集関数


Civil3d Import


Tin サーフェス拘束関数

すべてのTinサーフェス拘束関数は、接頭辞: "tinc: "を使用。


Tin ボリュームサーフェス関数

すべてのTin VolumeSurface関数は、接頭辞 : "tinvs: "を使用。


Civil 線形ビュー機能 (alingnment)

シビル垂直線形ビュー(Civil Vertical AlignmentView)のすべての関数は、接頭辞 : "tinav:" を使用。



Civilグレーディング(整地/造成)関数

すべてのCivil Grading関数は、接頭辞: "tingr: "を使用


スナップショット関数


TinSurface Type 定数

Lispの定義済み定数は多数あり、ほとんどの場合、これらの定数は次のように組み合わせることができる。

(+ bcTinStyleTriangles bcTinStyleContours)
12


変数名/シンボル名 整数 Tinサーフェス タイプ
Style flag bcTinStyleNone 0 clears all Tinサーフェススタイル
bcTinStyleBoundary 1 Tinサーフェスに境界を表示することができる。
bcTinStylePoints 2 Tinサーフェス上に点を表示することができる。
bcTinStyleTriangles 4 Tinサーフェスに三角形を表示することができる。
bcTinStyleContours 8 Tinサーフェスに高さコンターを表示することができる。
bcTinStyleElevationTooltip 16 Tinサーフェスにツールチップを表示できる。
bcTinMeshTypeElevation 1 メッシュ生成:標高を指定
bcTinMeshTypeDepth 2 メッシュ生成:深さ指定
bcTin3dSolidTypeElevation 1 3Dソリッド生成:高さ指定
bcTin3dSolidTypeDepth 2 3Dソリッド生成:深さ指定
bcTinVolumeBaseComparison 0 ボリュームサーフェス : 基準は底面高さ
bcTinVolumeToElevation 1 ボリュームサーフェス : 基準は標高値
bcTinVolumeToDepth 2 ボリュームサーフェス : 基準は深さ値
bcTinNoAlignmentView 0 非線形ビューエンティティ
bcTinAlignmentView 1 汎用線形ビューエンティティ
bcTinVAlignmentView 2 垂直線形ビューエンティティ
EConstraintType bcTinBreakline 0 ブレイクライン型
bcTinBoundary 1 バウンダリー型
bcTinWall 2 壁型
EBreaklineType bcTinBreaklineNomal 0 通常ブレイクライン
bcTinNonDestructive 1 非破壊ブレイクライン
EIntersectionElevation bcTinNotAllowed 0 誤った状態・結果を示す。
bcTinElevationMin 1 最低標高を指定する
bcTinElevationMax 2 最大標高を指定する
bcTinElevationMid 3 平均/中位標高を指定する。
EWallType bcTinWallNomal 0 通常壁タイプ
bcTinWallProjected 1 プロジェクション壁タイプ
EWallSide bcTinWallLeft 0 左側壁タイプ
bcTinWallRight 1 右側壁タイプ
EBoundaryType bcTinShow 0 境界内のtinを表示する
bcTinHide 1 tin を境界の内側に隠す("穴")。
bcTinOuter 2 boundaryは外側の境界線(「クリップ」)。
ECropType bcTinRemoveBreaklines 0 ブレイクラインを削除
bcTinLeaveBreaklines 1 ブレイクラインを保つ
EVolumeMethod bcTinVolumeSimplePrisms 0 正味の体積を返すだけで、表面は同じ境界を持つ必要がある。
bcTinVolumeIsopachytes 1 未実施
bcTinVolumeComplexPrisms 2 フィル/カット・ボリューム
bcTinVolumeElevation 3 ボリュームを標高に固定する。
bcTinVolumeDepth 4 ボリュームからオフセット面へ
bcTinVolumeIsopachytesDrape 5
ECivilLabelImportFlags bcTinCivil3dNoLabels 0 インポートラベルなし
bcTinCivil3dSurfaceLabels 1 インポートするサーフェスラベル
bcTinCivil3dAlignmentsLabels 2 インポートする線形ラベル
bcTinCivil3dUnattachedLabels 4 インポートする未貼付のラベル
いくつかのプリセットな組み合わせ :
bcTinCivil3dDefaultLabels 6 bcTinCivil3dSurfaceLabels + bcTinCivil3dUnattachedLabels
bcTinCivil3dAllLabels 255 ラベルはすべて取り込み
ETinGradingSide bcTinGradingSideNone -1
bcTinGradingSideLeft 0 右側グレーディング
bcTinGradingSideRight 1 右側グレーディング
ETinGradingType bcTinGradingTypeNone -1 未定義のグレーディングタイプ
bcTinGradingTypeSlopeSurface 0 サーフェスタイプ
bcTinGradingTypeSlopeOffset 1 スロープオフセットタイプ
ETinSlopeFormat bcTinSlopeNoFormat -1
bcTinSlopeRiseRun 0 ライズランフォーマット使用
bcTinSlopeDegrees 1 度を使用
bcTinSlopePercent 2 パーセントを使用
bcTinSlopeRadians 3 ラジアンを使用
ETinGradingCalculationMethod bcTinGradingAccurate 0 精密計算を使用
bcTinGradingFast 1 高速計算を使用(少し精度が落ちる)
ETinGradingVisualStyle (bit flags) bcTinGradingDrawNothing 0 非可視化
bcTinGradingDrawSurface 1 サーフェスをビジュアル化
bcTinGradingDrawRays 2 光線をビジュアル化
bcTinGradingDrawDaylight 4 昼光輪郭表示をビジュアル化
ETinGradingStatus (bit flags) bcTinGradingNoStatus 0
bcTinGradingOk 1
bcTinGradingUpdateNeeded 2
bcTinGradingIncorrectInputData 4
bcTinGradingSurfaceMissing 8
bcTinGradingRuleMissing 16
bcTinGradingInputDataOutsideSurface 32
bcTinGradingGradingOutsideSurface 64
bcTinGradingOffsetFailed 128
bcTinGradingMultipleOffsetResult 256
bcTinGradingZeroGrading 512
bcTinGradingUnknownError 1024
bcTinGradingInputDataMissing 2048
bcTinGradingInvalidInput 4096
bcTinGradingInvalidRule 8192
bcTinGradingTimeout 16384