MDI LISP COMPRESS
通常、LISPエンジンは、他の描画に切り替える際に、各描画の LISP コード+データコアを圧縮して保存し、アクティブになった描画の LISP コード+データコアを解凍してロードする。
圧縮と解凍にはある程度の時間がかかるため、このオプションでは、LISPコード+データコアのサイズに閾値を定義することができる。 LISPコード+データコアのサイズがこの値より小さい場合、LISPコード+データコアは圧縮および解凍されず、保存されるだけになる。 これにより、(低速なマシンで)描画を切り替える際の速度が大幅に向上するが、(システム)メモリをより多く使用することになる。
引数
- 整数値 0 ... 500 (MBytes), 圧縮を使用するための最小限の LISP メモリサイズを指定する。
- 実際に使用される LISP メモリが指定されたメモリ量より少ない場合、LISP メモリは圧縮されない。
- 初期値: 0 - 描画の切り替え時に、使用するLISPメモリを常に圧縮する。
例 mdi_lisp_compress # 16 LISP メモリが 16 MB 以上使用されている場合のみ圧縮する。
mdi_lisp_compress # 500 500 MB の LISP メモリを使用した場合、LISP メモリの圧縮は行われないため、(VM_MAXIMUM_MEMで500MB以上に設定しない限り)LISP メモリの圧縮は実質無効となる
備考
- 非常に遅いマシンでのみ調整する必要がある。
- インストールされているメモリが少ない場合 (たとえば 4 GB 未満) や、32 ビット OS の場合は、LISP メモリ圧縮を有効にしたままにする必要がある。
- BricsCAD は V21 以降64bit版のみになっているのでそれ以前のバージョン時に気をつける必要がある。
関連事項