Equal
- 構文
- (equal expr1 expr2 [fuzz])
- 機能
- 2 つの式の評価結果が等しいかどうかを調べる。
- 引数
-
- expr1 : 比較する式。
- expr2 : expr1 と比較する式。
- fuzz : expr1 と expr2 が等しいと判断される両者の相違の最大値を定義する実数。
- 2 つの実数(または点を示す 2 つの実数のリストなど)を比較した場合、数値的に等しくても、計算方法が異なると、わずかな違いが生じることがある。fuzz 引数を指定することにより、異なる計算方法の結果として生じた違いを吸収することができる。
- 戻り値
- 2 つの式が等しい(同じ値に評価)場合は T、それ以外の場合は nil。
- サンプル
- まず、次のように割り当てる。
(setq f1 '(a b c)) (setq f2 '(a b c)) (setq f3 f2) (setq a 1.123456) (setq b 1.123457)
- 次に、f1 と f3 を比較します。
(equal f1 f3) T
- f3 と f2 を比較すると、次のようになる。
(equal f3 f2) T
- a と b を比較する。
(equal a b) nil * a と b の値は、0.000001 異なっている。
- fuzz 引数の値を 0.000001 に設定して、a と b を比較する。
(equal a b 0.000001) T * a と b の値の違いは指定された fuzz の値と等しいので、equal 関数は両方の値を等しいと判定する。
- eq 関数と equal 関数との違い
- eq 関数が同一と判定したリストやアトムは、equal 関数を使用しても常に等しいと判定される。
- equal 関数が等しいと判定したアトムは、eq 関数でも同一と判定される。 しかし、equal 関数が等しいと判定したリストは、eq 関数では同一ではないと判定されることがある。
関連事項