Vl-arx-import
- 構文
- (vl-arx-import [ 'function "application"])
- 機能
- ObjectARX/ADSRX 関数を独自の名前空間 VLX に読み込む。
- 既定値では、独自の名前空間 VLX アプリケーションは、ObjectARX/ADSRX アプリケーションから、どの関数も読み込まない。 vl-arx-import 関数を使用して、関数を ObjectARX/ADSRX アプリケーションから明示的に読み込む必要がある。
- 引数
-
- function : 読み込む関数名のシンボル。
- application : 読み込む関数を含んだアプリケーションの名前を指定する文字列。
- 引数を指定しないか nil を指定したばあい、現在のドキュメントの名前空間からすべての関数名を読み込む。
- 戻り値
- 不定。
- ドキュメント VLX から実行すると、この関数は何も行わずに nil を返す。これは、すべての ADS-DEFUN 関数名が、ドキュメント VLX アプリケーションに自動的に読み込まれているため。
- サンプル
- vl-arx-import 関数の動作を確認するには、次のようにする。
- 次のコードを VLISP エディタにコピーし、ファイルとして保存する。
(vl-doc-export 'testarx) (defun testarx () (princ "This function tests an ObjectARX application ") (vl-arx-import 'c:cal) (c:cal) )
- [アプリケーションを作成]を使用してこのコードで VLX を作成する。[アプリケーション オプション]タブの[独自の名前空間]チェックボックスをオンにする。
- geomcal.arx をロードする(ロードされていない場合)。
- アプリケーションをロードして実行する。
- vl-arx-import 関数の効果を確認するには、コード内の vl-arx-import 関数呼び出しをコメントに変更し、ファイルを保存する。次に、アプリケーションを再作成して実行する。vl-arx-import 関数呼び出しがなければ、関数 c:cal は見つからない。
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- 上記の例で、vl-arx-import 関数呼び出しを次のように変更することができる。
(vl-arx-import "geomcal.arx")
- これにより、c:cal も含め、geomcal.arx で定義されているすべての関数が読み込まれる。