DWG互換CAD
DWG互換CADとは、AutoCAD の標準フォーマットである DWG ファイルを同じように"標準フォーマットとして"採用している CADソフト。 データ互換を維持するためには機能内容も似た形にならざるを得ない部分があるため、機能や操作は AutoCAD と似た形になる。
DWG互換CADの製品例
- ActCAD - (インド)
- BricsCAD - (スウェーデン)
- Carlson -(USA)
- GstarCAD - (中国)
- IJCAD - (日本)
- nanoCAD - (ロシア)
- ZWCAD - (中国)
最初の DWG互換 CAD
最初に互換CADとして販売された製品は 1998年に販売された Visio IntelliCAD といえますが、開発企業である VISIO社がマイクロソフトに買収された(Visio というダイアグラムの作成に使われる製品が現在でも販売されてます)際にお役御免となり、IntelliCAD・テクノロジー・コンソーシアムという団体にて管理されたオープンソースのプログラムとなりました。しかし、不具合が多数存在する状況の中でオープンソースのプログラムをコンパイルしただけで販売する乱造状態提供される事が多発したため、IntelliCAD =安かろう悪かろうというイメージが付いてしまい真面目にビジネスをしているベンダーに悪影響を及ぼす事態になったため、その後にコンソーシアムの有償メンバーとして参加するベンダーのみ販売やソースコードにアクセス可能な形に変化しています。
IntelliCAD・テクノロジー・コンソーシアムを基盤に開発されている IntelliCAD ですが、一時期にコンソーシアムの運営に支障をきたす問題などがあり、ソフトウェアの開発そのものが順調に進まず開発スピードが市場の需要に追いついていない状況が生じたことで、開発力のあるベンダーは独自開発の方向に路線変更して脱退する形になったりしています。
IntelliCAD ベースだったCAD(一部)