Civil 3Dの用語集
Civil 3D 用語集
AutoCAD Civl 3D、BricsCAD 土木(Civil)絡みの用語集
- 2D ポリライン : すべての頂点が同じ標高にあるポリライン。
- 3D ポリライン : 頂点がさまざまな標高にあるポリライン。
- 3D 面 : 3D 面とは、3 辺または 4 辺で囲まれた領域のサーフェスを表す AutoCAD オブジェクトのこと。各頂点は異なる標高になることがあります。TIN(Triangulated Irregular Network)を 3D 面として表示できます。SHADE[暗]コマンドを使用すると、3D 面に陰影を付けることができます。RENDER[レンダリング]コマンドを使用すると、3D 面をレンダリングすることができます。「TIN」も参照。
- A : 勾配の変化。
- A.A.S.H.T.O. : American Association of State, Highway, and Transportation Officials (全米州高速道路運輸協会)。
- AREMA : American Railway Engineering and Maintenance-of-Way Association (米国鉄道工学及び保線協会)。
- BC:L : 曲線開始。
- BFC : 開始最大カント。
- BFS : 最大片勾配の開始。
- BLR : 開始レベル軌道。
- BNC : 標準クラウンの開始。
- BNS : 標準路肩の開始。
- BOA : 線形の開始。
- BP : 線形開始。
- BP:STA : 線形開始ポイント。
- BREAK : 勾配変化点。
- BVC : 縦断接線-曲線の変化点。
- BVCE : 縦断接線-曲線の変化点の標高。
- BVCS : 縦断接線-曲線の変化点の測点。
- BVP : 縦断開始点。
- ByBlock : オブジェクトのコンポーネントが、そのコンポーネントを含んでいるオブジェクト(つまりブロック)に対応付けられた色や線種を継承することを指定する設定。
- ByLayer : オブジェクトまたはオブジェクトのコンポーネントが、割り当てられたレイヤに対応付けられた色や線種を継承することを指定する設定。
- COGO : 座標ジオメトリ。
- COGO ポイント : ポイント作成コマンドやポイント読み込みを使用して作成するポイント オブジェクト。COGO ポイントのことを、このドキュメントでは単に「ポイント」と呼びます。ポイント番号、北座標、東座標など、ポイントに対応付けられたデータ断片のことを、プロパティといいます。「プロパティ」も参照。(BricsCADでは土木ポイント)
- CS : 曲線-緩和曲線の変化点。「円曲線と緩和曲線の接点(CS)」を参照。
- CS_LRB:L : 大円側卵形始点。
- CS_LRE:STA : 大円側卵形終点。
- CS_SRB:L : 小円側卵形始点
- CS_SRE:STA : 小円側卵形終点。
- Delaunay 三角形分割 : TIN ネットワークの作成で使用される計算方法。一式のデータ ポイントがあるとき、Delaunay 三角形分割では、各ポイントをその自然な近傍に接続する一式の線分を生成します。
- DEM : (Digital Elevation Model)等間隔の水平グリッド上に取った標高の配列。
- Ea : 「実カント」を参照。
- EC:STA : 曲線終了。
- EDM : 電子距離測定(Electronic distance measuring)機器。パルス信号の往復通過時間を測定し、このデータから距離を計算します。
- EDM オフセット : スコープの中心から EDM の中心までの垂直距離。AutoCAD Civil 3D では、この値を基に距離を計算します。
- Ee : 「均衡カント」を参照。
- EFC : 終了最大カント。
- EFS : 最大片勾配の終了。
- EGL : エネルギー勾配線。
- ELC : 終了レベル軌道。
- ENC : 標準クラウンの終了。
- ENS : 標準路肩の終了。
- EOA : 線形の終了。
- EP : 線形終了。
- EP:STA : 線形終了ポイント。
- Eu : 「カント不足量」を参照。
- EVC : 縦断曲線-接線の変化点。
- EVCE : 縦断曲線-接線の変化点の標高。
- EVCS : 縦断曲線-接線の変化点の測点。
- EVP : 縦断終了点。
- HGL : 動水勾配線。
- HP : 高点。
- IP : 接線-接線の変化点。「交点(IP)」を参照。
- K : 緩和曲線係数。
- L : 左。
- LB:L : ライン開始。
- LC : レベル クラウン。
- LE:STA : ライン終了。
- LIDAR : 光源の検出と範囲調整。主に、空中レーザー スキャンに関連して用いられます。
- LP : 低点。
- LSM : 内側保護路肩勾配。
- MAN : 手動。
- Null アセンブリ : 交差点オブジェクトの作成時に、参照アセンブリが見つからない場合に使用されるプレースホルダ アセンブリ。通常、Null アセンブリには、マーク ポイント以外のサブアセンブリは含まれません。「アセンブリ セット」も参照。
- PC : 接線-曲線の変化点。「円曲線の始点」を参照。
- PCC : 複心円-単曲線の交点。
- PRC : 反向曲線-曲線の変化点。
- PT : 曲線-接線の変化点。「円曲線の終点」を参照。
- PVI : 勾配変移点。「勾配変移点(PVI)」を参照。
- R : 右。
- RC : リバース クラウン。
- ROW : 用地境界線(ROW)を参照してください。
- SBO : 路肩ブレークオーバー。
- SC : 緩和曲線-曲線の変化点。「緩和曲線と円曲線の接点(SC)」を参照。
- SDTS : 「Spatial Data Transfer Standard」を参照。
- Spatial Data Transfer Standard : さまざまなコンピュータ システム間で空間データを転送するためのメカニズムとして設計されたファイル形式。SDTS 形式は、情報損失のない完全内容転送によりデータを転送するために設計されました。
- SPI : 反向緩和曲線の接線。
- SS : 緩和曲線-緩和曲線の変化点。
- SS_LRB:L : 大円側基本型始点。
- SS_LRE:STA : 大円側基本型終点。
- SS_SRB:L : 小円側基本型始点。
- SS_SRE:STA : 小円側基本型終点。
- ST : 緩和曲線と接線の接点。「緩和曲線と接線の接点」を参照。
- target (ターゲット図面テキスト スタイル) : グレーディングが切り取るものを決定するグレーディング設計基準の要素。サーフェス、絶対標高、相対標高、または距離がターゲットとなります。
- TIN : TIN は Triangular Irregular Network の略。TIN サーフェスは、標高データを補間する最も一般的な方法です。ポイントは、接続されて三角形となり、等高線の補間、および縦断や横断の生成に使用されます。サーフェスの三角形分割を構成する線のことを、TIN ラインといいます。「3D 面」も参照。
- TIN 土量サーフェス、TINボリュームサーフェス : 基準サーフェスと比較サーフェスに基づくポイントの合成から作成する、差分サーフェス。差分サーフェスとも呼ばれます。
- TS : 接線-緩和曲線の変化点。
- Vault : Autodesk Vault によって管理されるデータベース。
- VCC : 縦断複心円の変化点
- VCCE : 縦断複心円の変化点の標高。
- VCCS : 縦断複心円の変化点の測点。
- VRC : 縦断反向曲線の変化点。
- VRCE : 縦断反向曲線の変化点の標高。
- VRCS : 縦断反向曲線の変化点の測点。
- アセンブリ : 道路や他のコリドータイプのアセンブリの構造要素を形成するための走行車線、カーブ、排水溝など、サブアセンブリのコレクションを管理する AutoCAD Civil 3D 図面オブジェクト(AECCAssembly)。
- アセンブリ セット : アセンブリ セット ファイルによって指定(参照)されるアセンブリのセット。交差点オブジェクトの作成(交差点設計)時に使用します。
- 緯度 : 子午線上を赤道から北または南に計測した角距離。
- インバース : 閉じた図のインバース計算では、座標間の方位と距離を計算し、面積をレポートします。正確な数値(座標)を使用してコーナーを指定するため、クロージャの誤差がレポートされなくなります。
- ウォーター ドロップ : 下流に向かって流れる水を示す 2D または 3D ポリラインで描画されるパス。
- エーカー : 土地の計測単位。160 平方ロッド、4,840 平方ヤード、43,560 平方フィート。
- エネルギー勾配線 : システム内で利用可能なエネルギーの総量(位置エネルギーまたは静水頭 + 運動エネルギーまたは速度水頭)を表す、パイプ ネットワークまたは雨水管渠排水システムの線分。
- エラー楕円 : 調整後のポイントの信頼区間を示す楕円リージョン。たとえば、信頼度を 99% に設定した場合、計算後の楕円には正確なポイントの位置が 99% の確率で含まれていると確信を持つことができます。
- 円曲線と緩和曲線の接点(CS) : 曲線が緩和曲線と交わる平面線形上のポイント。
- 円曲線の始点 : (PC)接線から円弧が描き始められるポイント。
- 円曲線の終点 : (PT)曲線が接線と出会うポイント。
- 鉛直異尺 (vertical exaggeration) : 勾配の変化を区別しやすくするために、水平尺度に比べて鉛直尺度を増加させること。「鉛直縮尺」を参照。
- 鉛直縮尺 : 縦断および横断で鉛直異尺を計算するために水平尺度に比較される尺度。図面を印刷する際に使用する尺度は、実際には変更されません。
- 追越視距 : 近づいてくる自動車が、分離帯のない道路を走っているドライバーの前方視界に入ってくる地点までの測定距離。これは、垂直方向凸型曲線を計算するのに使用します。
- 凹型曲線 : 縦断において、窪地やそれに類似した場所の底部での縦断曲線で、ここでは、曲線に入る勾配は、曲線から出る勾配より小さくなります。凹型曲線において、接線の勾配変移点(PVI)は曲線の下にあります。
- 横断 : 横断抽出ラインに沿った標高データを含むオブジェクト。
- 横断勾配摺り付け : 水平曲線上の横断勾配または「バンク」曲線の変化によって、カーブを横断する車両の遠心力の平衡が取られます。 「カント」も参照。
- 横断抽出ライン : 通常、線形を横切り、横断の作成に使用できる線。
- オーバーホール : フリー ホール距離を超えてホールする必要のある、掘削したマテリアル。「フリー ホール」、「マス カーブ」も参照。
- オブジェクト : AutoCAD Civil 3D において、他のオブジェクトとの関係を維持できる図面内の要素(サーフェスなど)。
- オブジェクト モデル : オブジェクト間のリンクと依存関係の基礎となる体系。オブジェクト モデルでは、1 つのオブジェクトにおける変更が、そのオブジェクトに関連するすべてのオブジェクトに自動的に伝達されます。
- オフセット線形 : 中心線形からの道路の端オフセットなど、別の線形からのオフセット距離で作成される動的な線形。オフセット線形ジオメトリは、直接編集することはできませんが、親線形を編集すると動的に対応します。
- 角度 : 収束する 2 つの直線の方向の差を角度、ラジアン、またはグラードで測定したもの。
- 拡幅区間 : 動的オフセット線形の一種。付加車線やバス停車帯などのフィーチャを調整するため、道路の幅を指定した長さに拡張します。通常、拡幅区間は 1 つまたは両方の終点に摺り付け区間を含みます。
- 重なり : 道路または線路の設計における、1 つの曲線の横断勾配摺り付けまたはカントの内摺り付け区間が前の曲線内から始まる状態。
- 仮想 IP : 線形曲線または曲線グループにおける計算された交点(IP)。仮想 IP は、接線を延長した場合に交わる場所を示します。「交点(IP)」、「実 IP」も参照。
- 片側固定線形要素 : その幾何形状の定義のために他の図形(前または後)に接している線形図形。「固定線形要素」、「非固定線形要素」も参照。
- 空リージョン (void region) : グレーディングが適用されなかった、計画線に沿った領域。グレーディングにギャップが生成されます。
- 干渉チェック : パイプ ネットワークで使用できる AutoCAD Civil 3D 機能。干渉チェックでは、パイプ ネットワーク パーツ(パイプまたは構造物)が互いに物理的に重なっていないか、あるいは事前定義の近接基準に照らして他のパーツに近接しすぎていないか判定できます。
- 完全な注釈 : 注釈キーの照合を実施した後の、ポイントに関する展開された注釈。
- カント (cant) : 水平曲線内の軌道の標高を変更すること。これにより、曲線を走行する車両の遠心力の平衡を取る手助けします。 「横断勾配摺り付け」も参照。
- カント勾配 (cant gradient) : 2 つのカント限界測点間の勾配(鉛直距離:水平距離)。
- カント不足量 (cant deficiency) : 差(ミリメートルまたはインチ)。実カントと均衡カントの差。
- 緩和曲線 : 有限半径の接線から曲線へと円滑な推移を可能にする緩和曲線。「クロソイド曲線」、「卵形曲線」も参照。
- 緩和曲線 : 「クロソイド曲線」、「卵形曲線」「緩和曲線」を参照。
- 緩和曲線と円曲線の接点(SC) : (SC)緩和曲線が曲線と交わるポイント。
- 緩和曲線と接線の接点 : (ST)緩和曲線が接線と交わるポイント。
- 軌間 (track width) : 線路における、軌道の頭の内側のエッジ間の距離。 「ゲージ」も参照。
- 基準サーフェス (base surface) : 現況地盤または未開発の地形モデル。土量(ボリューム)サーフェスを作成するときに指定します。「比較サーフェス」も参照。
- 基準に基づいた設計 : 要求ごとの基準を線形または縦断に関連付ける処理。要求の基準(通常、横断勾配摺り付けや設計速度の要求事項に基づく)は、カスタマイズ可能な設計基準ファイルに含まれます。このファイルでは、動的オフセット線形へ自動拡幅区間を追加するための設計基準を指定することができます。線形または縦断オブジェクトを作成する際、設計基準ファイルによる基準を線形または縦断に関連付けることができます。これにより、水平曲線または垂直曲線を最小基準に準拠したものにすることができます。ユーザ定義のデザイン チェックを使用すると、基準に対する違反を特定、報告することができます。「設計基準ファイル」も参照。
- 基線 (baseline)]] : 「計画線」を参照。
- 基線図心 (center marker)]] : グレーディング オブジェクトの図心の位置をマークするダイアモンド形のグラフィック。基線を右クリックすると、グレーディングのコンテキスト メニューにアクセスできます。
- 北座標 : グリッドの原点を通る東西線から北方へのリニア距離。XYZ 座標系の Y 座標に相当します。
- 既知の容量 : ユーザが指定したパイプ ネットワークまたは雨水管渠排水システムの流量を表す数値。
- 境界 : デジタル地形モデルの表示領域を制限する 3 種類の閉じたポリライン。最も一般的なものは、データセットの末端のすぐ外側に構築される外側サーフェス境界で、サーフェスが凹状になった部分で空のスペースとの間で無用な補間が実施されないようにします。サーフェスに穴を開けるための非表示境界(たとえば、建物の計画線)、または、境界の外側になる領域を解消することにより、より小さいサーフェスを作成する表示境界の 2 種類の内側サーフェス境界も使用されます。
- 境界線 : サーフェスの目に見える限界線。境界線は、境界から定義することができます。または、定義された境界と、線分の削除操作など、サーフェスに対して実行された操作の結果(サーフェス内に作成された穴など)であることもあります。サーフェスに境界線が定義されていない場合、外側の境界線は、サーフェスの三角形分割の範囲として常に定義されます。
- 切土法面 : 計画線が現況の地盤線より下になるときに作成される勾配。現況の地盤に合わせるために生じた勾配が切土法面と呼ばれるのは、工事中に現況の地盤を切り取る(除去する)必要があるためです。
- 均衡カント(equilibrium cant) : 線路における、標高差(ミリメートルまたはインチ単位)。両方の軌道の垂直方向の力が等しくなる場所の標高差。
- 近接ブレークライン : 図面内のポイントにスナップせずに、ポリラインとして描かれるブレークライン。ブレークライン頂点の北座標、東座標、標高は、サーフェスの生成後に、サーフェス ポイント データに含まれている最も近いポイントから決定されます。
- 区画 : 2D 領域の個々の部分。たとえば、区画表示は多くの区画により構成されます。ロットの同義語です。
- 区画化 : 開発中のサイトの地盤上で制御ポイントに杭を配置するプロセス。たとえば、図面にポイントを配置した後、または線形を設計した後、各杭の座標のリストを記載した区画化レポートを作成することができます。この区画化レポートを基に、他の担当者は、サイトで杭を配置(調整)することができます。
- 区画境界点 : 2 つ以上の区画セグメントの端が結合するポイント。
- 区画セグメント : 区画境界要素、線分、または曲線。
- 区画表示 : 販売の目的で測量され、区画に分割された利用されていない土地。
- グラード (grads) : 角度の計測体系の 1 つで、1 グラードは 90°の角度の 1/100 に相当し、360°= 400 グラードです。
- クランダル法 : 角度誤差をトラバース全体に分散させ、トラバースの距離を修正することによりトラバースのすべての調整を行う、トラバースのバランス調整方法。各レグの距離の修正は、正方形の合計が最小になるように行われます。この修正は、閉合誤差に対応します。つまり、閉合誤差はランダムであり、正規に分散されていると想定されます。この場合、調整ルーチンの前に、すべての角度誤差が調整済みであることを前提とします。
- クリギング : サーフェス スムージングの方法の 1 つで、既知の値とセミバリオグラムを使用して未知の値を決定します。使用するセミバリオグラムに基づいて、最適の重みを既知の値に割り当てて、未知の値を計算します。バリオグラムは距離と共に変化するため、重みは既知の標本分布に応じて変わります。
- グリッド : 一式の軸に対して平行な線を特定の間隔で並べたもの。グリッドは、サーフェスの視覚化や土量計算のために使用します。また、測地学的な目的のためにも使用します。
- グリッド距離 : ローカル東座標とローカル北座標ではなく、測地座標系に基づく 2 つのポイント間の距離。
- グリッド サーフェス : DEM または SDTS ファイルから作成されるか、LandXML ファイルから読み込まれるサーフェスのタイプ。グリッド サーフェスは、等間隔に並んだ多数の地盤位置で標高を計測した配列で構成されます。
- グリッド土量サーフェス : ユーザ指定の基準サーフェスおよび比較サーフェスに基づく差異グリッド サーフェス。グリッド方式の土量計算では、ユーザ定義グリッドにおける各交点で 2 つのサーフェス間の標高の差異を計測します。
- グリップ : オブジェクト上の移動可能なポイントで、オブジェクトを動的に編集するためにドラッグすることができます。
- グレーディング : 計画地盤のモデリングに使用するプロセス。
- グレーディング基準 : グレーディング用のターゲットや投影法などのパラメータ。
- グレーディング グループ : サーフェス作成および土量計算のために、グレーディング オブジェクトを相互に関連付けるコレクション。
- グレーディング ターゲット (grading target) : グレーディング ターゲットは、計画線からの投影線が切り取るものを定義します。ターゲットとして、サーフェス、相対標高または絶対標高、および距離の 3 つを選択することができます。「法面展開線」も参照。
- グレーディング面 (grading face) : 計画線、法面展開線、および 2 つの投影線に囲まれた領域。
- クロソイド曲線 : 曲率が緩和曲線の長さの一次関数となる緩和曲線で、その曲率は接線との接点では 0 度であり、続いて付近の曲線の曲率に一致するよう増加します。卵形曲線、緩和曲線も参照してください。
- 計画線 : グレーディング コマンドを認識し、計画線(footprint)として使用するリニア オブジェクト。多くの場合、尾根線や凹地の底など、図面内の重要なフィーチャをマークする線です。「計画線」も参照。
- 計画線 (footprint) : グレーディング基準の適用先となるオブジェクト。計画線(footprint)は、計画線(feature line)、区画分割線、または測量図形の開いた、あるいは閉じた 2D または 3D 幾何学形状にすることができます。「計画線」も参照。
- 計画線の頂点 : 計画線のセグメントを XYZ 位置で定義する端点のことで、測点は最初の頂点から始まります。
- 経度 : 特定の子午面とグリニッジ子午面との間の角度。
- 弦 : 曲線上の 2 つの点である、円曲線の始点(PC)と円曲線の終点(PT)を結ぶ直線。曲線は、これらのポイントで直線や他の曲線と結合します。
- 減少 : ブレーキ測点の減少。
- 建設ジオメトリ : 区画および線形ジオメトリの未接続の部分。たとえば、接線-接線方式を使用し、何本かの接続ラインを作成したとします。フィーチャ全体が解決され、表示特性が区画スタイルによってコントロールされます。何本かの接続ラインを作成し、非接続ラインを追加すると、結果は「作図」ジオメトリの断片となります。
- ゲージ(gauge) : 線路における、軌道の内側のエッジ間の距離から軌道の頭の幅を引いた距離。 「軌間」も参照。
- 交差点巻き込み部線形 : 交差する 2 つの道路のエッジを接続する線形。最も一般的な交差点巻き込み部ジオメトリは、単純な円形フィレットです。通常の交差点では、交差点巻き込み部線形が、舗装のエッジの間の 4 つの四半円点にそれぞれ配置されます。
- 後視 : 別のポイントへの方位基準として使用する事前定義のポイント。通常、測量計器の動きは 0 度の角度に固定され、垂直十字線は後視上に設定されます。後続のショットは、すべて計器を上方に動かすことで取得します。その際、下方への動きは引き続き後視上に設定されます。したがって、測定角度は、すべて後視を基準にします。
- 高精細空間測量(HDS) : 通常は地上型レーザー スキャナに関連付けられる、3D のレーザー スキャン。「High-Definition」(高精細)および「HDS」は、Leica Geosystems 社の商標です。
- 構造物オブジェクト : パイプ ネットワークで、構造物コンポーネントを描画するために使用されるオブジェクトのタイプ(集排水口、排水ますなど)。
- 後庭 : 区画後部セグメントからセットバック線までのオフセット距離。
- 交点 : 2 次元または 3 次元空間で、2 つ以上の線、円弧、図形、オブジェクトが結合または交差する地点。
- 交点(IP) : (PI) 2 つの接線が平面線形上で交わるポイント。曲線や緩和曲線も交点を持ちます。この交点は、接線を延長した場合に交わる場所を示します。
- 勾配 : 地盤の傾斜を報告する方法の 1 つで、標高の変化を水平距離に対するパーセントで表現したもの。たとえば、水平の直線距離 5 単位(メートルまたはフィート)に対して地盤が 1 長さ単位上昇している場合、勾配は 20% です。「勾配(比)」も参照。
- 勾配線 : 「レイアウト縦断」を参照。
- 勾配投影 : ターゲットに対するグレーディングの方法で、勾配(水平距離:垂直距離の値)か勾配(% 値)のいずれか。
- 勾配(比) : サーフェスの勾配を比として報告する方法の 1 つで、標高が 1 長さ単位だけ変化するときの水平距離として表現します。たとえば、水平距離 15 長さ単位(メートルまたはフィート)に対して地盤が 3 単位上昇する場合、勾配は 5:1(5 対 1)です。「勾配」も参照。
- 勾配変移点 (PVI) : (PVI)縦断において、2 つの接線が交わるポイント。
- 勾配ポイント : マス カーブが切土から盛土に移行する土積図内のポイント。勾配ポイントからフリー ホールを測定する場合、最も高いポイント(バランスラインを下回る場合は、最も低いポイント)が勾配ポイントとなります。「バランス ライン」、「マス カーブ ライン」も参照。
- 固定線形要素 : その幾何形状の定義のために別の図形に必ずしも接していない、固定位置の線形図形。「片側固定線形要素」、「非固定線形要素」も参照。
- コリドー : 一般に、長さや場所が 1 つまたは複数の横断線形や縦断線形により管理される任意の通路。たとえば、道路、鉄道、軌道、排水溝、水路、上下水道路、および滑走路などがあります。
- コリドー計画線 : コリドー オブジェクトのコンポーネント。1 つの測点から別の測点にサブアセンブリのポイント コードを結合して作成されます。
- コリドー サーフェス : コリドー オブジェクトのコンポーネント。サーフェス三角形分割は、コリドーのサブアセンブリ ポイントおよびリンク コードから作成されます。
- コンテキスト メニュー : オブジェクトを選択して右クリックすると表示されるメニュー。コンテキスト メニューはコンテキストに応じた内容になるので、選択したオブジェクトに関係のあるコマンドだけが表示されます。
- コントロール リージョン (control region) : グレーディング基準を計画線に適用することにより定義されるリージョン。1 つの計画線は、その全長に渡る単一のリージョンを持つことも、いくつかのコントロール リージョン、摺り付け区間、および空リージョンに分割されることもあります。「計画線」も参照。
- コンパス ルール : 観測角度の誤差が発生する原因として、測定距離の誤差と並んで閉合誤差が考えられる場合に、閉合誤差に対応する補正。閉合誤差が発生した場合は、コンパス ルールのオプションを使用します。
- サーフェス : 標高データ(TIN または グリッド)のネットワーク。サーフェスのポイントは接続されて三角形かグリッドのいずれかになり、それを使用して等高線が補間され、縦断や横断が生成されます。サーフェスは、特定の時点または事象での地盤の状況を表しています。
- サーフェス境界 : 「境界」を参照。
- サーフェス距離 : 地面に沿って計測した、2 つのポイント間の距離。勾配のあるサーフェスでは、2 つのポイント間の距離は、水平距離および鉛直距離としても計測できます。
- サーフェス縦断 : 縦断ビューをサポートする平面線形または他のリニア フィーチャに沿って、現況の地盤標高を表す縦断オブジェクト。通常、このデータは現況のサーフェスやデータファイルから導かれ、縦断曲線を定義せずに、一連の接続された垂直方向接線により構成されます。必要な場合、縦断曲線を追加することができます。
- サーフェス スムージング : サーフェス データを補間および外挿して、追加の標高値を導出するプロセス。クリギングと自然近傍補間(NNI)は、サーフェス スムージングの方法のうちの 2 つです。
- 再現期間 : 大規模な雨水などのイベントが発生する間隔を表す時間枠。パイプ ネットワークや雨水管渠排水システムでさまざまな流量管理方法を計算する際に使用します。
- 最小二乗法 : 調整前と調整後の測定値(角度と距離)の差の二乗和を最小にするトラバースのバランス調整方法。この方法では、現行の機器設定の誤差仕様に基づいて、予測される誤差の原因を決定し、それに従って個別の測定に統計上の重みを加えます。
- サイト : 一般的なトポロジにより管理されるオブジェクトのコレクション。トポロジに関係するオブジェクトには、区画、線形、グレーディングがあります。「トポロジ」も参照。
- サイドショット : 一意の識別子、および基準となる観測情報(角度、距離、頂角、ターゲットの高さなど)を使用して作成されるポイント。観測情報は、ポイントを指定するために、測量の測点または設定から取得した情報です。このポイントは、測量の延長の基点として使用されるものではありません。たとえば、トラバース ループの測点(設定)では、石垣、樹木、建物、湿地帯のポイントを測量できます。
- 座標 : ポイントが空間内のどこにあるかを正確に指定するための、X、Y、Z の 3 平面(東座標、北座標、標高)についての値。
- サブアセンブリ : コリドー横断で使用されるコンポーネントのジオメトリを定義する AutoCAD 図面オブジェクト(AECCSubassembly)。AutoCAD Civil 3D のツール パレットとツール カタログには、車線、カーブ、路肩、排水溝など、定義済みのさまざまなサブアセンブリが用意されています。
- 三角面領域 : 各三角形ポイントの北座標と東座標から計算される、三角面の 2 次元(2D)領域。三角面領域の合計は、サーフェス境界のあるすべての 2D 三角面領域の和です。
- 参照オブジェクト : プロジェクト図面内で、他のプロジェクト図面に存在するオブジェクトの読み取り専用のジオメトリ。参照可能なオブジェクトとして、サーフェス、線形、縦断、パイプ ネットワークがあります。ホスト図面は、ローカル オブジェクトのスタイルを適用でき、参照オブジェクトを解析することができます。
- 参照文字 : ラベル コンポーネントは、他の AutoCAD Civil 3D オブジェクトへの参照を含みます。
- サンショット : コンパスではなく、太陽の観測により方位角を決定すること。水平曲線上の横断勾配または「バンク」曲線の変化によって、カーブを横断する車両の遠心力の平衡が取られます。
- サンプル : 現況の地形モデルやサーフェスから、標高情報を取得するプロセス。
- シェイプ コード : サブアセンブリで使用されるシェイプの表示と動作を定義する標準のコードのセット。
- 視準 : 光学計器の位置が計器の他の部分に基づいて適正になるよう、照準方向または光学計器のレンズを調整するプロセス。
- 自然近傍補間 : TIN サーフェスでサポートされるサーフェス スムージングの方法。NNI では、Delaunay 三角形分割を使用し、任意のポイントの標高を既知の近傍ポイントの標高に基づいて決定します。
- 実IP : 2 つの固定接線が平面線形上で交わるポイント。「交点」、「仮想 IP」も参照。
- 実カント (applied cant) : 総量(ミリメートルまたはインチ単位)。円曲線内で軌道が上下される総量。
- 指定ポイント : 測量計器が設置され、観測情報が記録されるトラバース ループ内のポイント。
- 始点側緩和曲線 : 定義された方向のルートに沿って曲線の半径が減少する緩和曲線。
- 集水域(面積) : 湖、水流、または水系に注いでいる領域(面積)。
- 縦断 : 平面線形または他のラインに沿った標高データを含むオブジェクト。縦断には、サーフェスとレイアウトの 2 つの主なタイプがあります。縦断データ オブジェクトは、縦断ビュー オブジェクト内に表示できます。
- 終端記号 : 直線、円弧、緩和曲線の端に表示する、矢印、ティック、山形模様などのグラフィックス。
- 縦断曲線 : 縦断上(通常はレイアウト プロファイル上)で、勾配を 1 つの接線から他の接線に徐々に変化させるために使用する曲線。縦断曲線には、放物線、円、および非対称の 3 つのタイプがあります。
- 縦断勾配線 : 「レイアウト縦断」を参照。
- 縦断線形 : 「縦断」を参照。
- 縦断ビュー : 図面内の縦断データ オブジェクトのグラフィック表示を管理するオブジェクト。縦断ビューは、基本的に 2 つの主座標軸を持つグラフであり、X 軸は参照される平面線形(または、他のリニア フィーチャ)に沿った水平方向距離を表します。Y 軸は標高を表します。縦断ビュー オブジェクトには、グリッド表示コンポーネントや帯を含めることもできます。
- 縦断ビューを分割 : 1 つまたは複数の縦断が制限外となる測点でデータムを再調整した縦断ビュー。この状況は、ユーザ定義した高さをもつ縦断ビューで、縦断の全範囲を適切に描けない場合に発生します。
- 終点側緩和曲線 : 定義された方向のルートに沿って曲線の半径が増加する緩和曲線。
- 十進法による角度 : 十進法の単位による角度の計測。たとえば、3°30'36" は、十進法による角度の 3.51 度に相当します。
- 象限 : 円を 4 つの等しい部分に分割したときの横断の 1 つ。象限 1 は北東のコーナーで、象限 2、3、4 は、時計回りに進みます。方位は通常、象限番号により参照されます。
- ショートカット : 「データ ショートカット」を参照。
- 信頼区間 : 確率標本が含まれているという既知の確率がある統計学的なリージョンまたは領域。測量で 95% の信頼区間とは、ポイントまたは観測がリージョンあるいは指定のパラメータの範囲内にあると、測量士が 95% の確率で確信を持つことができることを示します。
- 図 : 図データを含むフィールド ブックを読み込んだときに、自動的に作成される特別な線図。AutoCAD Civil 3D の測量図形に関するコマンドを使用した場合にも作成されます。図形接頭語を使用することにより、図のレイヤをコントロールできます。
- 垂直から水平への変換 : トラバース ループを調整するとき、または観測データに最小二乗法を実行するときに、頂角と垂直距離が水平角と水平距離に自動的に変換されます。
- 垂直距離 : 勾配の付いたサーフェスに沿って測定される距離。たとえば、3:1 の勾配があるポイント A と B の間の距離を測定すると、その距離は水平に測定した距離よりも長くなります。
- 水平線 : セオドライトまたはトランシットのスコープを垂直に移動する際に中心となる軸。回転軸は、垂直軸に対して垂直です。
- 図形接頭語 : 図の名前の先頭部分に基づいて、ユーザ定義レイヤに図を自動的に配置する場合に使用されます。たとえば、図 EP、EP1、EP2、EPL を同じレイヤにすべて配置するには、図形接頭語 EP を使用します。図形接頭語と注釈キーを併用すると、適切に構成されたベース平面図の作成プロセスを大幅に自動化できます。
- スターショット : コンパスではなく星を基に方位角を決定すること。
- スタイル : オブジェクトのクラスに適用される設定の論理的なコレクション。スタイルを利用すると、単にスタイルを参照することができるので、設定を適用するプロセスが簡略化されます。スタイルを修正すると、そのスタイルを参照するすべてのオブジェクトが影響を受けます。
- スタジア : ロッドとスタジア トランシットを使用した距離測定の技法。
- スタック縦断ビュー : 別個の、垂直に調整された縦断ビューで描画される関連する縦断のコレクション。通常、中心線縦断が 1 つの縦断ビューに含まれ、その左右のオフセットは中心線縦断ビューの上下に配置される縦断ビュー内に描画されます。
- スタック文字 : ラベルを元のポイントからドラッグしたときに、文字の位置合わせ、文字の高さ、および境界との関係を指定することにより、ラベル文字を再配置できます。
- 図面オブジェクト : 1 つの図面に存在するオブジェクト。「プロジェクト オブジェクト」も参照。
- 摺り付け区間 : 両側のコントロール リージョンが交じり合うグレーディングの領域。摺り付け区間にデザイン基準は割り当てられません。
- 制御ポイント : 既知の位置(北座標、東座標、緯度、経度、および任意の標高または注釈)に作成される一意の識別子が割り当てられたポイント。このポイントは、調整または補正の影響を受けません。制御ポイントは、測量データベースに追加され、名前付きの測量ネットワーク内で管理されます。
- 制動停止視距 : 設計速度で移動中の車両を、移動経路を邪魔する何らかの非移動オブジェクトとの衝突を回避するために、安全に停止させるのに必要な距離。
- 積算費目 : 特定の作業単位。サイトの工事中、この単位に基づき価格が提供され、契約業者に支払われます。
- 積算費目リスト : 積算費目番号、積算費目仕様、積算費目の測定単位が一覧表示されたマスター リスト。契約関係者によって提供されます。
- 設計基準ファイル : 線形および縦断オブジェクトに関する最小の設計基準を含むファイル。設計基準ファイルは、カスタマイズして、設計速度、横断勾配摺り付け、最小速度、半径および各図形の長さといったローカルの設計基準に対応させることができます。「基準に基づいた設計」も参照。
- 設計ルール : 特定のスタイルを適用することにより施行される、図面内の一部のオブジェクトに対する一式の自動条件。たとえば、線形をレイアウトする場合は、曲線半径のルールを指定できます。
- 接線 : 平面線形や縦断の一部を形成する直線セグメント。接線の距離は、2 つの端点間の水平距離として計測されます。
- 設定 : オブジェクトに適用されるプロパティやスタイルのコレクション。
- 設定 (setup) : 測量データベースで定義される計器の設定。
- [設定]タブ : [ツールスペース]の一部で、オブジェクト ラベルやテーブルなど、異なるタイプのオブジェクトのスタイルにアクセスします。「[プロスペクター]タブ」も参照。
- セットバック線 : 各区画セグメントのそれぞれの前庭/側庭/後庭の距離によって区画セグメントに対してオフセットと交差を設定した結果できる閉じたポリゴン。セットバック線の外側は、通常、恒久的な構造物が認められない領域を示します。
- 線形 : 直線、曲線、または緩和曲線に接続され、道路の中心線、舗装路の路肩、歩道、用地境界線などのフィーチャを表すために使用される一連の 2D 座標(北座標および東座標)。
- 前視 : 測定、計器の標高または水平位置の設定を行うために、計器の照準を調整するポイント。
- 前庭 : 区画間口セグメントからセットバック線までのオフセット距離。
- 増加 : ブレーキ測点の増加。
- 測地学的 : 地球との基本的な関係において地球の海面の湾曲を考慮に入れること。たとえば、測地学的な距離は、地球の湾曲を考慮に入れた距離や角度のことで、平面の地図上で計測した距離や角度とは異なります。
- 測地北座標 : 選択した測地座標系に基づく北座標のことで、測量士の基点に基づくローカル北座標とは異なります。「ローカル北座標」も参照。
- 測地線 : サーフェス上では、1 つのポイントから準拠楕円体に沿ってもう 1 つのポイントに至る直線または曲線の、2 点間の最短ラインです。
- 測地東座標 : 選択した測地座標系に基づく東座標のことで、測量士の基点に基づくローカル東座標とは異なります。「ローカル東座標」も参照。
- 側庭 : 区画側部セグメントからセットバック線までのオフセット距離。
- 測点 (station) : 平面線形に沿った距離。
- 測点 : 参照の基線に沿った特定のポイントに関する参照を与えるラベル。
- 測量コマンド言語 : データ コレクタを使用する場合、または測量データを手動で入力する場合に使用できる言語。この言語では、測量の観測情報を記述します。たとえば、角度、距離、頂角を入力するには、AD [VA]コマンドを使用できます。
- [測量]タブ : 測量設定、測量関連のデータベース、測量プロジェクト データを表示および管理する[ツールスペース]のタブ。
- 測量データベース : 測量プロジェクトの機器データに基づいて、コントロール ポイント、既知の方向、観測の測定情報、トラバースの定義、図、標準偏差をすべて格納します。これには、データ コレクタのファイルから読み込まれた観測情報や、[測量ツールスペース]タブ(トラバース エディタ、観測エディタ、[測量コマンド]ウィンドウ、バッチ ファイルの処理)で入力した観測情報も含まれます。
- 測量ポイント : AutoCAD Civil 3D の測量フィーチャによって作成されるポイント。このポイントは、測量データを含むフィールド ブック ファイルや LandXML ファイルなどから読み込みます。測量ポイントは、コントロール ポイント、非コントロール ポイント、セットアップ、またはサイドショットを表すことができます。AutoCAD Civil 3D 図面に測量ポイントを配置すると、AutoCAD Civil 3D の測量フィーチャの外部からは位置や注釈を変更できない特別な AutoCAD Civil 3D COGO ポイントが作成されます。たとえば、測量ポイントの位置の場合、既知のコントロール ポイントと方向に基づいた既存のトラバース測点のさまざまな観測情報に応じて、位置が決定するトラバース測点にすることができます。AutoCAD Civil 3D 図面では、原点を明示するために測量ポイントと AutoCAD Civil 3D COGO ポイントで別々のアイコンが表示されます。
- ターゲット線 : 「法面展開線」を参照。
- 帯 : 縦断ビュー オブジェクトや横断ビュー オブジェクトに関連付けたグラフィック フレームです。帯には、縦断ビューや横断ビューおよび親平面線形の注釈が含まれます。いくつかの一般的な注釈には、標高データ、測点、切土/盛土の深さなどがあります。
- 卵形曲線 : 半径は異なるが同じ方向に曲がっている 2 つの隣接する曲線の間に円滑な推移を提供する緩和曲線。両端において有限の半径を持ちます。「クロソイド曲線」も参照。
- 端点標高 : 図面内の単一ポイントの標高。等高線情報を使用して TIN を生成するとき、等高線データが乏しい領域を定義するために使用します。端点標高が必要になりそうな領域としては、丘陵の頂上、谷、凹地の底などもあります。
- 地形 : 地球の実際のサーフェスの地勢。
- 地形作成ブレークライン : TIN における三角形分割のラインと交差しないブレークライン。その代わりに、各 TIN ラインとブレークラインの交点で、ブレークラインに新しい頂点が追加されます。新しいポイントにより、サーフェスの三角形が作成されます。これは、標高が一定であることがわかっている領域内でサーフェスの標高が補間されるのを避けたい場合に便利です。
- 地層 : 図面内に存在する 2 つのサーフェス(通常は現況地盤サーフェスと計画地盤サーフェス)の間の差のことで、土量の計算に使用されます。
- 中央縦距 : 円弧において、弦の中点から弧の中点までの距離。
- 注記変換 : 平面図で測定情報を使用するために、記録した実地測定情報を 3 次元から 2 次元に変換するプロセス。たとえば、垂直距離を水平距離に変換するプロセスなどが挙げられます。
- 注釈キー : さまざまなデータ ソースを使用している場合に、ポイント データの標準化に役立つ注釈を変換する方法。たとえば、EROAD、EPAVE、ERD、および EDGEROAD の注釈を、EOP の注釈に変換することができます。レイヤ、ポイント スタイル、ポイント ラベル スタイルの各オプションを利用すると、ベース平面図の自動生成と図面の全体的な組織立てを大幅に向上させることができます。
- 頂角 : 水平面より上または下の角度。角度は、この水平面から DDMMSS の形式で表されます。計器の測点からの下り勾配を表す頂角は負の値で示されます。天頂角と頂角は、天頂角に垂直の基準面がある点を除き、同じ意味です。
- 調整 : 角度や距離などの観測測定情報の数学的モデルから矛盾をなくすプロセス。
- 通過点 : 直線または曲線の通路上のポイントで、線形を定義するためによく使用します。曲線上の通過点は、曲線の位置をコントロールするためのグリップとして使用できます。ただし、線形を編集しても、その幾何形状は通過点を通る必要があります。
- [ツールスペース]ウィンドウ : エンジニアリング データのオブジェクト指向のビューを提供するウィンドウ。ツールスペースは、[プロスペクター]タブ、[設定]タブ、[測量]タブ、[ツール ボックス]タブという 4 つの部分に分かれています。
- 次のカウンタ : 一連の中で、次に使用可能な番号です。名前テンプレートで使用されます。
- 土捨場 : 線形に沿った測点に作成され、土積図から取り除いた切土マテリアルをダンプする場所。「土取場」も参照。
- 土取場 : 線形に沿った測点で作成される穴。土積図で盛土として使用するマテリアルを提供します。「土捨場」も参照。
- 土量サーフェス、ボリュームサーフェス: グリッド(差異)法または TIN(合成)法を使用して土量を計算することにより作成されるサーフェス。サーフェスは、地層を構成する 2 つのサーフェスから作成されます。土量サーフェスの標高値は、実際には 2 つのサーフェスの差です。 たとえば、ポイント 1000,1000 で、下部サーフェスの標高が 100、上部サーフェスの標高が 150 であるとします。この場合、土量サーフェスのポイント 1000,1000 の標高は、2 つのサーフェスの差である 50 です。
- 定義リスト : サーフェスに対して実行したすべての操作を含むリスト。リストにあるアイテムをオンまたはオフにすることにより、サーフェスを修正したり、前の状態に戻したりできます。
- ティック (tick) : ラベルのコンポーネントであり、通常、直線や曲線など、別のオブジェクトに直角に挿入されるマーク(または短い線)。
- デザイン チェック : 図形が、線形または縦断オブジェクト用に設定された最小の設計基準を満たすことを確認するために使用するユーザ定義の式。デザイン チェックは、線分、曲線、緩和曲線など、異なる種類の図形に対して定義することができます。デザイン チェックは、デザイン チェック セットに保存し、線形または縦断に適用する必要があります。「デザイン チェック セット」も参照。
- デザイン チェック セット : よく使われるデザイン チェックを集めた、ユーザ定義のコレクション。デザイン チェック セットの指定は、オブジェクトのプロパティ ダイアログ ボックスを使用して、線形または縦断の作成時または作成後に行います。「デザイン チェック」も参照。
- 天体方位角 : サンショットまたはスターショットから導出した方位角。
- 天頂角 : 直接頭上にあるポイント、つまり観測者の垂線が天球を貫通するポイント。天頂の対義語は天底です。
- 天底角 : 天底角は、天頂の対義語です。
- テンプレート : 図面を作成するために使用する既定の設定およびスタイルのコレクション。
- データ コレクタ : 測量士が現場で収集する観測データを自動的に記録する機器。測量士は、未処理の測量データをフィールド ブック ファイルまたは LandXML ファイルにダウンロードおよび変換します。フィールド ブック ファイルは、測量コマンド言語形式で記述されるファイルです。LandXML ファイルは、LandXML スキーマを使用して測量データを記述するファイルです。次に、測量士は、このファイルを読み込み、データベース内にポイントを作成したり、図面内に図を作成することができます。
- データ参照 : 別の図面のオブジェクトの読み込み専用コピー。参照されたオブジェクトは、複数の図面で使用したり、ローカルでスタイルを作成することができます。オブジェクトのオフィシャル コピーが更新されると、オブジェクトへの参照を含む図面に、ローカル コピーを更新できる状態にあることが通知されます。AutoCAD Civil 3D では、データ ショートカットおよびボールト参照の 2 種類のデータ参照を使用します。どちらを使用した場合も、サーフェス、線形、縦断、パイプ ネットワーク、およびビュー フレーム グループを参照することができます。
- データ ショートカット : プロジェクトの図面間のデータ参照を作成できるオブジェクト。データ参照は、ボールト プロジェクトでは使用されません。
- データの一貫処理 : ポイント コード内に同じフィーチャ名を持つフィールドで測量したポイント間の線分と曲線の接続性を決定するプロセス。また、このプロセスでは、ポイント コード内のフィーチャ名に基づいて、ポイント フィーチャにシンボルが割り当てられます。
- データム : 基準値。すべての標高や座標は、この値に対する相対値として設定されます。測量では、水平と垂直の 2 つのデータム(面)を使用することができます。グローバル座標系では、データムとは、準拠楕円体の情報と地球の表面上の位置を決定するための技法のことを指します。準拠楕円体は、データムの定義の一部です。
- 投影オブジェクト : 縦断ビューや横断ビューに投影された図面の平面図のオブジェクト。投影できる AutoCAD オブジェクトには、ポイント、ブロック、3D ソリッド、ポリラインがあります。投影できる AutoCAD Civil 3D オブジェクトには、ポイント、計画線、測量図形があります。
- 投影線 : グレーディングにおいて、計画線または法面展開線上のブレーク ポイントについて、および曲線の切り子面(コーナーのクリーンアップ、縦断曲線)について、リージョン内の面エッジを指定する線。
- 等高線 (contour) : 指定したデータムからの相対値として同じ標高または値を持つポイントを結んだ線。
- 動水勾配線 : システム上のいずれかのポイントにおける液体の位置水頭と圧力水頭を表す、パイプ ネットワークまたは雨水管渠排水システムの線分。
- 凸型曲線 (crest curve) : 縦断において、丘やそれに類似した場所の凸型の縦断曲線であり、そこでは曲線に入る勾配が曲線から出る勾配より大きくなります。凸型曲線では、接線の勾配変移点(PVI)は曲線の上にあります。「凹型曲線」も参照。
- 度・分・秒 : (DMS)角度を度・分・秒で表現した場合、完全な円には 360 度が含まれ、1 度には 60 分が含まれ、1 分には 60 秒が含まれます。度・分・秒による一般的な方位の測定では、N45°45'58"E のようになります。この形式を使用する場合は、3°30'36" は 3.3036 と入力します。
- トポロジ : オブジェクト間の一式のジオメトリックな接続。トポロジによりリンクされたオブジェクトは、それらのオブジェクト相互間の関係を維持します。AutoCAD Civil 3D において、同じトポロジを共有するオブジェクトは、サイトにグループ化されます。「サイト」も参照。
- トラバース : 測量方法の 1 つ。トラバースでは、地球上のポイント間の長さと方向は、実測に基づいて取得され、ポイント位置の決定に使用されます。
- [[閉じたループまたは開いたループのトラバースのクロージャは、(固定または既知の)制御ポイントの観測により認識されます。閉じたトラバースは、同じ制御ポイントで開始および終了します。開いたトラバースは、開始ポイントとは異なる制御ポイントで閉じます。]] :
- トランシット ルール : トラバースのバランスを調整する方法。この方法では、測定距離の誤差よりも観測角度の誤差による閉合誤差の発生が少なくなると想定しています。トラバースの各レグの緯度と経距の比率に基づいて、トラバース全体の緯度と経距の和に修正が分布されます。測定距離の誤差よりも観測角度の誤差による閉合誤差の発生が少なくなると想定される場合は、[トランシット法]オプションを使用します。
- 取り出し量 : 線形に沿った詳細な切土および盛土の必要量の分析。取り出し量レポートは、計画勾配サーフェスの作成に必要なマテリアルの合計土量に関する情報を提供します。これには、現況の地盤の切土および別のマテリアル(粗砂利など)で再盛土するプロセスが含まれます。
- トリム(サーフェス) : 無用な TIN ラインをサーフェスから削除することにより三角形を削除するプロセス。
- 長さ加重分布 : 各線分の垂直閉合誤差を、各線分の長さと同じ比率でトラバース全体の長さに分散する垂直調整法(コンパス ルールと類似しています)。
- 名前テンプレート : 特定タイプの新しいオブジェクトごとに増分が可能な既定の名前の形式です。
- ネットワーク : 観測対象の計器設定を表す一連の連係線。
- バイパス ターゲット : ユーザによって、バイパス流量が向かうターゲットして機能するよう特定されたパイプ ネットワークのパーツ。
- パイプ オブジェクト : パイプ ネットワークで、パイプを描画するために使用されるオブジェクトのタイプ(円、長方形、卵形パイプなど)。
- パイプ ネットワーク : パイプ ネットワーク オブジェクトは、図面でパイプ ネットワークを描画するために使用されるパイプ オブジェクトと構造物オブジェクトのコレクションを管理します。
- パノラマ : [ツールスペース]で選択したコレクション内のオブジェクトのために、表形式でデータを表示するウィンドウ。たとえば、ポイント グループを選択すると、[パノラマ]テーブルには各ポイントの行が表示されます。
- バランス ポイント : マス カーブ ラインがバランス ラインと交差するポイント(切土量と盛土量が等しくなる測点)「バランス ライン」、「マス カーブ ライン」も参照。
- バランス ライン : 切土量と盛土量のバランスを調整する、土積図の線分。「マス カーブ ライン」も参照。
- ハンドル : 図面オブジェクトの一意の識別子。ソフトウェア内の参照として使用される。通常は、[データ ショートカット]エディタを使用しない限り、ハンドルについて知る必要はありません。
- パーツ カタログ : パイプ ネットワークで使用されるパイプおよび構造物オブジェクトの 3 次元パラメトリック シェイプを定義する XML ファイル。
- パーツ ビルダー : パイプ ネットワーク パーツ(パイプ シェイプ、構造物シェイプ)のセットを作成および変更する場合に使用するパラメトリック モデリング ツール。作成および変更したパーツは、パイプ ネットワークのパーツ カタログで使用できます。
- パーツ リスト : パイプ ネットワーク パーツ(パイプおよび構造物)への参照セット。これらのパーツのシェイプは、パーツ カタログと呼ばれるカタログで定義されます。
- 比較サーフェス : 土量(ボリューム)サーフェスの作成に使用する計画上または現況の地形モデル サーフェス。「基準サーフェス」、「土量サーフェス」も参照。
- 東座標 : グリッドの原点を通る南北線から東方へのリニア距離。XYZ 座標系の X 座標に相当します。
- 非固定線形要素 : その幾何形状の定義のために他の 2 つの図形(前と後)に接している図形。「固定線形要素」、「片側固定線形要素」も参照。
- 非コントロール ポイント : 一意の識別子、北座標、東座標(緯度と経度)、標高(任意)、および注釈(任意)を使用して作成されるポイント。非コントロール ポイントは、NE SS 測量コマンドで作成されたポイントなど、簡約化された座標(N、E、Z)の観測情報によって位置が決定されるポイントを表します。非コントロール ポイントは、他の測量観測に関連付けられず、ネットワーク解析の影響を受けません。ただし、測量ネットワークのコンテキスト内に配置されます。非コントロール ポイントは、測量データベースに追加され、名前付きの測量ネットワーク内で管理されます。非コントロール ポイントは、トラバースを作成するためのコントロール ポイントとして参照する場合、または解析中に位置に影響を与える他のポイントを観測するための設定として参照する場合はコントロール ポイントに格上げされます。
- 標高 : データムから地球の表面上にあるポイントまたはオブジェクトまでの鉛直距離。データムは海面にあると見なされます。XYZ 座標系の Z 座標に相当します。
- 標高ポイント : 標高の変化をマークし、平面ジオメトリを保持するポイント。
- 標準ブレークライン : 連続したポイントやポイント番号を選択するか、3D ポリラインや 3D ライン オブジェクトを選択することにより定義されるブレークライン。
- フィールド コード : 測量アプリケーションで事前定義されている規則に合致する構文。フィールド コードは、各測量ポイントに割り当てられ、ポイントと線分のプロパティの割り当てを自動化し、ラインワークの接続性を決定します。
- フィールド ブック : 測量士が現場で行ったすべての観測の恒久的で詳細な記録。AutoCAD Civil 3D では、測量データのソースとしてフィールド ブック ファイル(*.fbk)を使用することができます。
- 複合土量 : 切土、盛土、およびネット土量を確立するために上部サーフェスと下部サーフェス(サーフェス ペア)を使用して土量を計算する方法。
- 複心曲線 : 同じ方向に曲がっている、半径の異なる 2 つ以上の円弧で構成される曲線で、円弧同士の接点では、共通の接線または摺り付け曲線を持ちます。
- 付帯装置 : 付帯装置は、水の伝送および分散システムを補完する、バルブのようなコンポーネントです。多くの場合、付帯装置は水流を調整またはコントロールします。
- フリー ホール : 定義した掘削ポイントの距離(フリー ホール距離)内で移動する、請負業者により使用料を課されないマテリアル。「マス カーブ」、「オーバーホール」も参照。
- プリズム : EDM からの信号を反射するために使用される切り子面のあるガラス反射器。これにより、EDM は反射点との距離を決定できます。
- プリズム オフセット : セオドライトのターゲット点と反射器の光心間の垂直距離。
- プリズム定数 : プリズムにおける鉛直点から反射点までの距離。
- ブレーキ測点 : ポイントの後の測点値で変更を定義する線形上のポイント。
- ブレークライン : 尾根線、舗装端、法尻、道路の中心線、排水溝や水流のフローラインなど、個別のサーフェス フィーチャを表現するデータを接続するために使用するライン。ブレークラインを定義したとき、サーフェスの三角形分割は第一にブレークラインに従う必要があるため、三角形のエッジがブレークラインのセグメントと一致するように配置されます。これにより、モデル内のフィーチャを確実に正確に描くことができます。その後、残りの補間が近似に基づいて実行されます。ブレークラインは、多くの場合、正確なサーフェス モデルを作成する上で重要です。モデルのシェイプを決定するのはデータそのものではなく、データの補間であるためです。「地形作成ブレークライン」も参照。
- ブレークライン ポイント : 定義されたブレークラインの頂点リストに含まれているポイント。
- プロジェクト オブジェクト : プロジェクト図面に存在し、他のユーザがアクセスできる共有オブジェクトとして指定されたオブジェクト。「図面オブジェクト」も参照。
- プロジェクト図面 : プロジェクトに追加された図面。
- [プロスペクター]タブ : 図面やプロジェクト オブジェクトにアクセスするツールスペースの部分。オブジェクトはフォルダとサブフォルダによってツリーまたは階層状に配列されているため、標準の Windows エクスプローラーと同様の操作でナビゲートできます。「[設定]タブ」も参照。
- プロパティ : オブジェクトの特定のインスタンスに適用される設定。
- プロパティ フィールド : ラベル内のプレースホルダで、テキストやグラフィックスなどのコンテンツが入り、特定のフィーチャに一意の形式変更子を伴います。プロパティ フィールドには名前を付けることができ、その値は、プロパティ フィールドが対応付けられているフィーチャに従って定義することができます。「変更子」も参照。
- 分割ポイント : 2 つの計画線が交差している位置で、どちらの計画線にもそこにおいてジオメトリ ポイントはない、という位置のことです。このようなポイントの標高は直接編集できません。
- 分岐継手 (branch fitting) : 分岐継手(T 型、十字型など)は、圧力管ネットワークの流れを 2 方向以上に分割します。
- 閉合 : 同じ測点の位置と比較して、観測または測量経路のさまざまな組み合わせによって決まるトラバース測点の相対的な位置。
- 平面図 : 高い位置から真っ直ぐに見下ろした場合のサイトのビュー。
- 平面図で文字を読みやすく配置 : 通常の平面図で容易に読み取り可能な文字のこと。つまり、270 度より小さく 90 度より大きい角度で配置された文字。直立読みともいいます。
- ヘクタール : 領域の広さ。一般に土地に関して用いられます。1 ヘクタールは、10,000 平方メートル、約 2.47 エーカー。
- 偏向角度 : 前の線の延長線上の右側または左側から測定した水平角度。
- 変更子 : 面積の小数部精度など、プロパティ フィールド値をフォーマットするための式。エーカー、フィート、メートルなどの事前定義された変更子を使用することも、カスタム変更子を定義することもできます。「プロパティ フィールド」も参照。
- ポイント記号 : ポイント位置マーカー。図面にポイントを追加すると、そのポイントを表現するためのポイント記号が作成されます。ポイントにより参照されるポイント スタイルによって、ポイント記号がどのように描かれるかが記述されます。
- ポイント グループ : 図面内のポイントを、より小規模の管理しやすい単位にグループ化するために使用するコレクション。たとえば、特定の標高条件を満たす図面内のポイントをすべて含むポイント グループを作成できます。
- ポイント コード : サブアセンブリで使用されるポイントの表示と動作を定義する標準のコードのセット。
- ポイント マーカー : 「ポイント記号」を参照。
- ポイント リスト : ポイント グループに属するポイントのリスト。
- 方位 : 北または南のうち近い方から計測した角度。東または西の指定を伴います。角度は常に 90 度(PI/2 ラジアンまたは 100 グラード)未満で、象限番号で参照されます。
- 方位角 (azimuth) : 基準子午線から時計回りに計測した角度。北方位角とも呼ばれます。範囲は 0 ~ 360 度です。負の方位角は、時計回りの値に変換されます。
- 方向継手 (directional fitting) : 方向継手は、圧力管ネットワークの流れの方向を変更します。エルボには標準的な角度として、90度曲げ(1/4 曲げまたはフル 曲げとも呼ばれます)、45 度曲げ(1/8)、22.5 度曲げ(1/16)、11.25 度曲げ(1/32)があります。
- 法面展開線 : ジョブ領域内の切土または盛土がゼロの線を示す線。グレーディング オブジェクトの場合、指定のサーフェス、距離、標高へのグレーディングから生成されるターゲット線を表します。
- 保護されたポイント : チェック アウトできないため、編集できないプロジェクト ポイント。
- ポリフェイス : 3 次元(ポリゴン)メッシュ オブジェクト。各面は、多数の頂点を持つことができます。
- ボールト リファレンス : ボールト プロジェクト内の図面間でのデータ参照の種類。
- 間口 : 用地境界線(ROW)に隣接する区画セグメント。間口は、区画の正面に配置される区画セグメントとしてとらえることもできます。
- 間口のオフセット : 分割する区画の内側に現在の間口定義をオフセットする際に使用するユーザ定義の長さ。間口のオフセットを使用すると、最小間口の長さは、間口ではなく、間口のオフセットとその線上に適用されます。
- マス カーブ : 掘削したマテリアルの土量に、移動させる必要のある距離を乗算したもの。土積図により、プロジェクトの累積的な切土および盛土マテリアル土量が視覚的に示されます。土積図は、グレーディングの概要とともに、請負業者により入札土工で使用される主要なツールです。「フリー ホール」、「オーバーホール」も参照。
- マス カーブ ライン : 土積図内の切土および盛土のバランスを示す線分。マス カーブ ラインがバランス ラインより上にある場合、マテリアルが切り取られることを示します。マス カーブ ラインがバランス ラインより下にある場合、土量が塗り潰されることを示します。「バランス ライン」、「マス カーブ」も参照。
- マスク (mask) : サーフェスの表示部分をマスクするために使用するポリゴン。またはテキストをオブジェクト上のクリアな領域に配置できるように、オブジェクトを覆い隠すプロセス。マスクをしてもその下のオブジェクトに影響はなく、文字も読むことができます。
- ます構造の損失 : ます構造の損失係数。パイプ ネットワークで計算と定義を行うことのできる雨水管渠排水システムで使用する水理プロパティ値。接続位置を通じたエネルギーの損失と関係します。この数値には関連付けられた単位はなく、自動的に計算するか、Hydraflow Storm Sewers Extension アプリケーションを使用して手動で入力することができます。水理解析で小さな損失を計算する際に使用されます。
- マッチ ライン : 「法面展開線」を参照。
- マップ チェック : マップ チェックは、角度の観測精度、および閉じた図の面積をレポートします。マップ チェックは、角度を使用して描画した開いた図、あるいは閉じた図に実行できます。図の精度は角度測定の精度に基づくため、クロージャの誤差は、このような図に関連します。使用する精度が高いほど、誤差は小さくなります。また、既知の座標間で図を描画すると、誤差が生じないため、マップ チェックを実行する必要がなくなります。マップ チェックでは、閉じた図の方位と距離のエントリ、または 2 つの既知のポイント間にある開いた図の方位と距離のエントリに基づいて、精度および数学的クロージャをレポートします。マップ チェックの精度は、計算で使用する精度に基づきます。たとえば、直近のフィートに丸められたデータを使用する場合、直近の 100 分の 1 フィートに丸められたデータを使用した場合より、結果の精度は低くなります。
- 間引き : 等高線を表す選択したポリラインに沿ってポイントを削除すること。間引き係数により、削除されるポイントの量が決まります。間引きを利用すると、正確なサーフェスを生成するのに必要ない等高線から取られるポイント情報の量を減らすことができます。「間引き係数」も参照。
- 間引き係数 : 互いに近接した、または直線上に並んだ等高線の頂点を無視することにより、等高線に沿った冗長なポイントを削減するために使用される設定。距離と偏角が大きいほど、間引かれるポイント数が多くなります。
- 未処理測点 : 線形に適用されるブレーキ測点を考慮に入れない、フォーマットされているまたはされていない線形上の測点値。
- 未処理注釈 : 注釈キーの照合を実施する前の、ポイントに関する元の注釈。多くの場合、測量士がフィールドに入力したポイント注釈に対応します。
- 南方位角 : 真南を右回りに参照する赤道より南側の方位角。
- 面 : 3 次元のサーフェス三角形。面は、3D 面オブジェクトまたは 3D ライン オブジェクトにより表現されます。
- 面 1 : スコープが逆にならない角度測定。ダイレクトとも呼ばれます。
- 面 2 : スコープが逆になる角度測定。反転またはインダイレクトとも呼ばれます。
- 面積 : 任意の多角形の境界で囲まれた水平面における平面スペースの量。
- モザイク分割 : 短い直線セグメント使用して曲線を表現すること。
- モザイク分割角度 : 丸いコーナーなどの曲線セグメントに沿って補足される、ブレークラインの角度の間隔を制御します。グレーディング オブジェクトからサーフェスを作成する場合に使用されます。
- モザイク分割間隔 : 直線セグメントに沿ってグレーディングに追加される、補助ブレークラインの間隔を制御します。グレーディング オブジェクトからサーフェスを作成する場合に使用されます。
- 盛土法面 (fill slope) : 計画線が現況の地盤線より上になるときに作成される勾配。現況の地盤に合わせて生じる勾配が盛土法面と呼ばれるのは、工事中に現況の地盤に盛土するためにマテリアルを運び込む必要があるためです。
- ユーザ定義のプロパティ : ユーザによって定義され、ポイントまたは区画に割り当てられる値のことです。 ポイントおよび区画には既定のプロパティが多くありますが、ユーザ定義のプロパティは、必要に応じて他に指定することができます。
- ユーザ定義のプロパティ分類 : ユーザ定義のプロパティを論理カテゴリにグループ化する方法です。
- 優先 : すぐ上のレベルで既に設定されている値を置き換える設定値。
- 用地境界線 (ROW) : (ROW)線形の作業可能領域。工事現場に隣接して居住する土地の所有者の土地の境界線で、一般的には、用地境界線と呼ばれるこれらの制限により指定されます。
- 用地境界線区画 : 元の親区画を区切る線形から作成される区画。
- 擁壁ブレークライン (wall breakline) : 擁壁、縁石、橋台などのサーフェス フィーチャを表すブレークライン。
- 読み込みイベント : [Survey LandXML を読み込み]コマンドや[測量データを読み込む]ウィザードなど、[測量読み込み]コマンドを使用して読み込んだ特定のデータに対して、コンテキストを与える測量データベースの名前付きコレクション。
- ラインワーク コード セット : フィールド コード内に指定されたラインワーク接続コマンドの構文を指定するファイル。舗装の端となるフィーチャに対して、フィールド コードでは EP や EOP の省略形が使用されますが、この省略形のセットは、各会社が設定するフィールド コード標準の一部を構成します。ラインワーク コードは、フィールド コードのフィーチャ名に付随します。たとえば、「EP B」の場合、「EP」がフィーチャ名で、「B」が測量図形を開始するラインワーク コードです。
- ラジアン : 2 PI ラジアンが 360°に等しくなる計測体系。
- ラベル コンポーネント : ラベル スタイルを構成するために使用するテキスト、ブロック、方向矢印、ライン、またはティック。ラベル スタイルは、複数のラベル コンポーネントで構成することができます。
- ラベル セット : 測点ラベル、ジオメトリ ポイント ラベルなど、複数のラベル タイプに対するラベル定義のコレクション。たとえば、線形測点ラベリングは、主測点ラベル、副測点ラベル、ジオメトリ ポイント ラベルで構成できます。
- リージョン(グレーディング) (region (grading)) : グレーディング基準が区画線または計画線に適用される面積。
- リージョン線 : 計画線を法面展開線に接続することにより、グレーディング リージョン(基準または摺り付け)の開始および終了を指定する投影線。
- 流域 : 流出を生成する集水区域として線引きされる、降雨の集水域(面積)。水流の基底流量も、通常、同じ区域に由来します。
- 流量 : 時間経過にともないシステム全体を流れる液体の容量を表す水理プロパティ。雨水管渠などのシステムを設計する際に頻繁に使用されます。
- 領域土量 : オブジェクトにより区切られた領域について切土、盛土、およびネット土量を計算するために、既存の AutoCAD オブジェクト(たとえば、ポリラインまたはポリゴン)を使用して土量を計算する方法。
- リンク コード : サブアセンブリで使用するリンクの表示および動作を定義する標準コードのセット。
- レイアウト縦断 : 縦断ビューをサポートする平面線形または他のリニア フィーチャに沿った計画地盤標高を表す縦断オブジェクト。通常、このデータは設計されるものであり、あらかじめ存在するソースからは導かれません。また、このデータは各勾配変移点(PVI)にある縦断曲線により接続される一連の垂直方向接線で構成されます。この縦断は、縦断線形、縦断勾配線、勾配線、計画縦断とも呼ばれます。
- レイアウト ツールバー : オブジェクト特有のデザインおよび編集ツールをグループ化した、フロート式のドッキング可能なツールバーです。
- 列挙 : 一覧から選択される事前定義の値を持った、ユーザ定義のプロパティのタイプです。
- ローカル北座標 : 測量士の想定した水平基点に基づく北座標のことで、グローバル測地座標系に基づく北座標グリッドとは異なります。「測地北座標」も参照。
- ローカル コピー : ボールト プロジェクトのデータベース内にあるファイルのマスター コピーに対し、ローカル フォルダに存在するプロジェクト図面のコピー。ローカル図面に配置されているプロジェクト ポイントのコピーもローカル コピーと呼ばれます。
- ローカル東座標 : 測量士の想定した水平基点に基づく東座標のことで、グローバル測地座標系に基づく測地東座標とは異なります。「測地東座標」も参照。
- ローカル標高 : 測量士の想定した垂直基点(水準点)に基づく標高座標のことで、実世界の標高値とは異なります。
- ロックされたポイント : 座標データを変更できない図面ポイント。ポイントのロックは、ポイントが配置されている図面にのみ適用されます。「保護されたポイント」も参照。
- ロッド : 標高や距離の測定で使用する寸法の種類に応じて、目盛りが付けられた木製または金属製の細長い棒。
- 論理名マッピング : サブアセンブリにある論理名を、実際の AutoCAD Civil 3D オブジェクト名にマッピングするプロセス。
- 割り込みコマンド : 他のコマンドの進行中に実行できるコマンド。割り込みコマンドは、アポストロフィ(‘)で始まります。
- 継手 : 「分岐継手」および「方向継手」を参照。
- 呼び径 : パイプのサイズを表します。実寸法と呼び径が同一のパイプもありますが、多くのパイプは呼び径と実寸法が同一ではありません。
- 切断長(敷設長) : パイプは、敷設長または切断長と呼ばれる個別のセグメントで製造されます。これは呼び寸法で、一般的なサイズを表しますが、実際の寸法に対応していないことがあります。
- 断面 : 横断 を参照。
- 偏向角度(圧力管ネットワーク) : 配管は、直線に沿わせたり、配管継手を連続させて方向を徐々に変化させることができます。偏向角度(または継手偏向角度)は、しばしば度単位の角度で表され、可能な方向変更量を示します。大きい角度ほど、ゆるい継手です。小さい角度は、相対的にきつい継手を表します。