寸法スタイルの優先
寸法スタイルの優先
寸法スタイルの優先は、寸法、引出線、幾何公差の図形に適用できる。 これらの図形に適用される寸法スタイルの変更点はすべて、図形に拡張データとして保管される。
変更された寸法記入変数のグループ コードとその値は、グループ 1002 の制御文字列内に含まれる。
下記は、変数 DIMTOL[許容差表示]および DIMCLRE[補助線の色]を変更した寸法図形の拡張データの例。
(setq diment (car (entsel))) ; 寸法図形を選択 (setq elst (entget diment '("ACAD"))) ; 図形定義リストを取得 (assoc -3 elst) ; 拡張データのみを抽出 ; このコードは、次のようなリストを返す。 (-3 ("ACAD" ; 拡張データ ACAD APPID セクションの開始 (1000 . "DSTYLE") (1002 ."{") ; 寸法スタイル サブセクションの開始 (1070 . 177) (1070 . 3) ; DIMCLRE(コード 177)優先 + 値(3) (1070 . 71) (1070 . 1) ; DIMTOL(コード 71)優先 + 値(1) (1002 . "}") )) ; 寸法スタイル サブセクションおよび ACAD セクションの終了
- 寸法スタイルの優先部分のデータを削除することは、寸法スタイルの設定から変更の無い状態にするのとほぼ同義である。