ビットコード
AutoCADと互換CADでビットコードというと、主にシステム変数の設定値の種類の一つとして利用される。
システム変数の中で「ビットコード」を使用してコントロールされるものは、オプションの値を加算して動作の一意の組み合わせを指定する。
たとえば、システム変数 osmode では、次のビットコード値を設定する。
- 0:NON[解除]
- 1 :END[端点]
- 2 :MID[中点]
- 4 :CEN[中心]
- 8 :NOD[点]
- 16:QUA[四半円点]
- 32 :INT[交点]
- 64 :INS[挿入基点]
- 128 :PER[垂線]
- 256 :TAN[接線]
- 512 :NEA[近接点]
- 1024 :AutoCAD 2016 & BricsCAD V16 & IJCAD2018以降 : GCE[図心]、それ以前は "すべてのオブジェクト スナップ解除"
- 2048 :APP[仮想交点]
- 4096 :EXT[延長]
- 8192 :PAR[平行]
- 16384 :現在の定常オブジェクト スナップを無効にする。
つまり、5 にセットすると 1+4 で端点と中心のオブジェクトスナップが有効になり、1+4+16384 の 16389 にすると、端点と中心のオブジェクトスナップを保持しながら、オブジェクトスナップが無効ということになる。