Vlax-variant-change-type
- 構文
- (vlax-variant-change-type var type)
- 機能
- あるデータ タイプから別のデータ タイプに変更したバリアントの値を返す。
- vlax-variant-change-type 関数は、指定された変数の値を、指定されたバリアント型に変換した後の値を返す。
- 引数
-
- var : 値がバリアント型の変数。
- type : var の値を使用したバリアントの戻り値のデータ型(var の値は変更しない)。type の値には、次の定数の 1 つを指定することができる。
- vlax-vbEmpty (0) データ無し
- vlax-vbNull (1) 有効なデータが含まれない
- vlax-vbInteger (2) 整数
- vlax-vbLong (3) 長整数
- vlax-vbSingle (4) 単精度浮動小数点数
- vlax-vbDouble (5) 倍精度浮動小数点数
- vlax-vbString (8) 文字列
- vlax-vbObject (9) オブジェクト
- vlax-vbBoolean (11) 真偽値
- vlax-vbArray (8192) 配列
- 括弧内に示した整数は、定数の値を示している。CAD の将来のリリースで値が変更されたときのために、引数には整数値ではなく、定数を指定することが推奨されている。
- 戻り値
- 指定されたバリアント型に変換した後の var の値。 指定されたタイプに変換できなかった場合は nil。
- サンプル
- バリアント型の値を、変数 varint に設定する。
(setq varint (vlax-make-variant 5)) #<variant 3 5>
- varint の値を文字列に変換して、変数 varintstr に代入する。
(setq varintStr (vlax-variant-change-type varint vlax-vbstring)) #<variant 8 5>
- varintstr の値をチェックする。
(vlax-variant-value varintStr) "5"
- これにより、varintstr の内容が文字列であることが確認できる。
関連事項