Type
- 構文
- (type item)
- 機能
- 指定された項目のタイプを返す。
- 引数
-
- item : シンボル。
- 戻り値
- item 引数のデータ タイプ。 nil と評価される項目 (値が代入されていないシンボルなど)については、nil が返される。
- データ タイプは、次の表に示すアトムのいずれかとして返される。
| type 関数が返すデータ タイプ | |
|---|---|
| データタイプ | 説 明 |
| ENAME | 図形名 |
| EXSUBR | 外部 SDS アプリケーション |
| FILE | ファイル ディスクリプタ |
| INT | 整数 |
| LIST | リスト |
| PAGETB | 関数ページング テーブル |
| PICKSET | 選択セット |
| REAL | 浮動小数点数 |
| SAFEARRAY | セーフ配列 |
| STR | 文字列 |
| SUBR | 内部 AutoLISP 関数またはコンパイル済み (FAS または VLX)ファイルからロードされた関数。 コマンド プロンプトからロードされた LISP ソース ファイル内の関数が SUBR として現れることもある。 |
| SYM | シンボル |
| VARIANT | バリアント |
| USUBR | LISP ソース ファイルからロードされたユーザ定義関数 |
| VLA-object | ActiveX オブジェクト |
- サンプル
; たとえば、次のように割り当てた場合。
(setq a 123 r 3.45 s "Hello!" x '(a b c))
(setq f (open "name" "r"))
(setq v (vlax-make-variant 2))
; 次のようになる。
(type 'a) 結果 SYM
(type a) 結果 INT
(type f) 結果 FILE
(type r) 結果 REAL
(type s) 結果 STR
(type x) 結果 LIST
(type v) 結果 VARIANT
(type +) 結果 SUBR
(type nil) 結果 nil
: ---
: 次のコードは、type 関数に引数を渡しての使用例。
<pre class="brush:autolisp;">
(defun isint (a)
(if (= (type a) 'INT) ;TYPE は整数ですか?
T ; はい, 結果は T
nil ; いいえ, 結果は nil
)
)