LISPデータタイプ(ファイルディスクリプタ)

提供:GizmoLabs - だいたい CAD LISP なサイト
2018年5月7日 (月) 06:56時点におけるGizmon (トーク | 投稿記録)による版
(差分) ← 古い版 | 最新版 (差分) | 新しい版 → (差分)

ファイル ディスクリプタは、AutoLISP の open 関数で開いたファイルへのポインタ。 open 関数は、このポインタを英数字のラベルで返す。 ファイル ディスクリプタは、ファイルに読み込んだり書き出すその他の AutoLISP の関数の引数として指定する。

次の例は、読み込み用として myinfo.dat というファイルを開く。 open 関数は、下記のファイル ディスクリプタを返す。

(setq file1 (open "c:¥¥myinfo.dat" "r") )
#<file "c:¥¥myinfo.dat"> 

この例では、ファイル ディスクリプタは変数 file1 に格納される。

ファイルは、AutoLISP プログラムの中で明示的に閉じるまでは開いたままである。 close 関数は、ファイルを閉じる。 次のコードは、変数 file1 に格納されているファイル ディスクリプタのファイルを閉じる。

(close file1)
nil