「Entupd」の版間の差分
|  (ページの作成: ; 構文 : (entupd ''ename'')   ; 機能 : オブジェクト(図形)の画面表示を更新する。  ; 引数 :* ename : スクリーン上で更新する図形の名前。   …) | 編集の要約なし | ||
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| : 次のコードは、図面内の最初の図形がいくつかの頂点を持つ 3D ポリラインとみなして、そのポリラインを修正して再表示する。 | : 次のコードは、図面内の最初の図形がいくつかの頂点を持つ 3D ポリラインとみなして、そのポリラインを修正して再表示する。 | ||
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|   (setq e1 (entnext))    ; e1 にポリラインの図形名を代入する。   |   (setq e1 (entnext))    ; e1 にポリラインの図形名を代入する。   | ||
|   (setq e2 (entnext e1)) ; e2 に最初の頂点を代入する。 |   (setq e2 (entnext e1)) ; e2 に最初の頂点を代入する。 | ||
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|   (entmod ed) ; 図面内で頂点を移動する。 |   (entmod ed) ; 図面内で頂点を移動する。 | ||
|   (entupd e1) ; ポリライン図形 e1を再作図する。 |   (entupd e1) ; ポリライン図形 e1を再作図する。 | ||
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| : ポリラインやブロックを更新する | : ポリラインやブロックを更新する | ||
2010年6月16日 (水) 17:13時点における版
- 構文
- (entupd ename)
- 機能
- オブジェクト(図形)の画面表示を更新する。
- 引数
- 
- ename : スクリーン上で更新する図形の名前。
 
- 戻り値
- 更新した図形(ename)。何も更新しなかった場合は nil。
- サンプル
- 次のコードは、図面内の最初の図形がいくつかの頂点を持つ 3D ポリラインとみなして、そのポリラインを修正して再表示する。
(setq e1 (entnext)) ; e1 にポリラインの図形名を代入する。 (setq e2 (entnext e1)) ; e2 に最初の頂点を代入する。 (setq ed (entget e2)) ; ed に頂点データを代入する。 (setq ed (subst '(10 1.0 2.0) (assoc 10 ed) ; ed 内の頂点の位置を点(1,2)に変更する。 ed ) ) (entmod ed) ; 図面内で頂点を移動する。 (entupd e1) ; ポリライン図形 e1を再作図する。
- ポリラインやブロックを更新する
- 3D(または以前のスタイルの)ポリラインの頂点やブロックの属性を entmod 関数で変更しても、画面上の複合図形全体は更新されない。変更されたポリラインまたはブロックを画面上で更新するには、entupd 関数を使用する。この関数は、ポリラインやブロックの任意の部分の図形名で呼び出すことができる。 それは主図形でなくてもかまわない。entupd 関数は、ポリラインや、属性を持つブロックのための関数ですが、どのような図形に対しても使用できる。entupd 関数は常に、すべての従属図形を含む図形を画面上で再作図する。
- 注
- ネストされた図形(ブロック内の図形)や、ネストされた図形を含んでいるブロックに entupd 関数を適用した場合、これらの図形がすべて再作図されるとは限らない。すべての図形を再作図するには、REGEN[再作図]コマンドを呼び出さなければならない。
関連事項
