「印刷関連」の版間の差分
細 (→PC3) |
編集の要約なし |
||
(同じ利用者による、間の2版が非表示) | |||
10行目: | 10行目: | ||
一般的なソフトと違い印刷の設定を細かく制御できる反面、設定が必要なAutoCADとその互換CADの設定は、以下のようなファイルで保持されるが、設定ファイルにはすべての出力設定が記録されているわけではない事に注意。 | 一般的なソフトと違い印刷の設定を細かく制御できる反面、設定が必要なAutoCADとその互換CADの設定は、以下のようなファイルで保持されるが、設定ファイルにはすべての出力設定が記録されているわけではない事に注意。 | ||
== PCP == | == PCP == | ||
38行目: | 39行目: | ||
* PC3 ファイルには、デバイス ドライバとモデル、デバイスの接続先の出力ポート、デバイスに固有な設定などの印刷設定情報が含まれるが、ユーザ独自のプロッタ補正や用紙サイズなどに関する情報は含まれない。(それらの情報はPMPに保存される。) | * PC3 ファイルには、デバイス ドライバとモデル、デバイスの接続先の出力ポート、デバイスに固有な設定などの印刷設定情報が含まれるが、ユーザ独自のプロッタ補正や用紙サイズなどに関する情報は含まれない。(それらの情報はPMPに保存される。) | ||
== CTB == | |||
== PMP == | |||
プロッタパラメータモデルファイル。 | |||
PC3 から参照されて使われるファイルで、プリンタの出力設定でカスタムされた出力時の細かなパラメータ情報が保存されている。 | |||
== 印刷スタイルテーブル == | |||
印刷時に使用されるCADデータをどのように出力するかをコントロールするファイル。 | |||
色従属とスタイル名の2種類がある。(どちらかで切り替えて使う。) | |||
=== CTB === | |||
色従属印刷スタイルテーブルに保存される情報 | 色従属印刷スタイルテーブルに保存される情報 | ||
* 色 | * 色 | ||
51行目: | 62行目: | ||
* 線の端部のスタイル | * 線の端部のスタイル | ||
* 線の結合部のスタイル | * 線の結合部のスタイル | ||
* 塗り潰しスタイル | * 塗り潰しスタイル | ||
== STB == | |||
=== STB === | |||
名前の付いた印刷スタイル テーブルに保存される情報 | 名前の付いた印刷スタイル テーブルに保存される情報 | ||
* 色 | * 色 | ||
66行目: | 78行目: | ||
* 線の端部のスタイル | * 線の端部のスタイル | ||
* 線の結合部のスタイル | * 線の結合部のスタイル | ||
* 塗り潰しスタイル | * 塗り潰しスタイル | ||
==CTBとSTBの違い== | ==CTBとSTBの違い== | ||
色従属印刷スタイルテーブルは名前の通り、色(ACIカラーの256色)に対しての設定であり、PCPなどと同じような運用の仕方となるが、STBは文字スタイルや寸法スタイルのように、まずスタイルの設定がありその設定に図形を割り当てていくという設定になる。つまり、STBでは同じ色の図形を別々の設定で出力することが出来る。 | 色従属印刷スタイルテーブルは名前の通り、色(ACIカラーの256色)に対しての設定であり、PCPなどと同じような運用の仕方となるが、STBは文字スタイルや寸法スタイルのように、まずスタイルの設定がありその設定に図形を割り当てていくという設定になる。つまり、STBでは同じ色の図形を別々の設定で出力することが出来る。 |
2024年2月16日 (金) 03:25時点における最新版
印刷設定ファイルの種類
印刷設定ファイルの種類
- PCP
- PC2
- PC3
- CTB
- STB
- PMP(プロッタ モデル パラメータ)
一般的なソフトと違い印刷の設定を細かく制御できる反面、設定が必要なAutoCADとその互換CADの設定は、以下のようなファイルで保持されるが、設定ファイルにはすべての出力設定が記録されているわけではない事に注意。
PCP
PCPファイルに保存される情報 (部分的なプロッタ環境設定ファイル)
- ペン パラメータ
- ペンの割り当て、
- ペンの最適化レベルなど
- 印刷角度
- 用紙サイズ
- 印刷尺度
- 印刷基点
- 印刷オフセット
- 印刷単位
- 印刷領域 -----無し
PC2
PC2ファイルに保存される情報 (完全なプロッタ環境設定ファイル) PC2 ファイルには、以前のバージョンで保存されたすべての印刷設定とデバイス固有の設定が含まれる。
PC3
PC3ファイルに保存される情報 (部分的なプロッタ環境設定ファイル)
- プロッタ名
- ポート情報
- ペン最適化レベル
- 用紙サイズ
- 解像度
- PC3 ファイルには、デバイス ドライバとモデル、デバイスの接続先の出力ポート、デバイスに固有な設定などの印刷設定情報が含まれるが、ユーザ独自のプロッタ補正や用紙サイズなどに関する情報は含まれない。(それらの情報はPMPに保存される。)
PMP
プロッタパラメータモデルファイル。 PC3 から参照されて使われるファイルで、プリンタの出力設定でカスタムされた出力時の細かなパラメータ情報が保存されている。
印刷スタイルテーブル
印刷時に使用されるCADデータをどのように出力するかをコントロールするファイル。 色従属とスタイル名の2種類がある。(どちらかで切り替えて使う。)
CTB
色従属印刷スタイルテーブルに保存される情報
- 色
- ディザ
- グレースケール
- ペン番号
- 仮想ペン
- 濃淡度
- 線種
- 線の太さ
- 透過性
- 線の端部のスタイル
- 線の結合部のスタイル
- 塗り潰しスタイル
STB
名前の付いた印刷スタイル テーブルに保存される情報
- 色
- ディザ
- グレースケール
- ペン番号
- 仮想ペン
- 濃淡度
- 線種
- 線の太さ
- 透過性
- 線の端部のスタイル
- 線の結合部のスタイル
- 塗り潰しスタイル
CTBとSTBの違い
色従属印刷スタイルテーブルは名前の通り、色(ACIカラーの256色)に対しての設定であり、PCPなどと同じような運用の仕方となるが、STBは文字スタイルや寸法スタイルのように、まずスタイルの設定がありその設定に図形を割り当てていくという設定になる。つまり、STBでは同じ色の図形を別々の設定で出力することが出来る。